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松尾と東一と

2012年03月30日

 へこりと at 13:37  | Comments(0)
弥生 十

近所でいちばん世話になっているのは、善光寺下のセブンイレブン。
雑誌を買ったり、ビールを買ったり、つまみを買ったり
菓子を買ったり、頻繁に足を運んでいる。
中学校の同窓生が店長をやっていて、
元気のいいあいさつで迎えてくれるのだった。
仕事を終えて、晩酌の酒とつまみを買いに出かけた。
冷蔵庫を覗いてみたら、信濃町は高橋助作酒造店の
松尾のにごり酒があった。
先日、馴染みの飲み屋の宴の席で、この蔵の社長さんと
ごいっしょさせていただいた。
思い出し、かごに入れた。
となりにおしゃれなラベルの酒が置いてある。
佐賀は五町田酒造の東一で、こちらも久しぶりと入れた。
店長は自分の趣味で、東一、高知の酔鯨、山口の東洋美人と
めずらしい酒を置いている。
古い町のおじいさんたちには、めずらしすぎて見向きもされないから
早々に売り切れることがない。
我が身のために仕入れてくれているようなものなのだった。
鳥皮揚げと漬け物も加えてレジに行けば、
松尾はちょっとと店長が顔をくもらせる。
仕入れてから三ヶ月がすぎているから、味が老ねているかもしれない。
この酒の代金はいらないと太っ腹なことをいう。
銘柄いろいろあるものの、これで金を取るのかといいたくなる
味のおちた酒を出す飲み屋があったり、
地酒専門店とうたっているくせに、製造年月日がずいぶん以前の酒を
冷蔵庫にも入れずに置いてある酒屋があったりの経験もしてるから
友だちのよしみとはいえ、良心的な商いをしてくれるのは
なによりのことだった。
このごろ世話になっている飲み屋さんに酒屋さんも
酒の管理に手を抜かぬところばかりだから
好い縁がありがたい。
帰ってきて松尾の栓を抜いたら、気になるほどの老ねもなく、
濃い旨みを酌みながら、だいじょうぶだったとメールをした。
東一は、酸と旨みのあたりがそれこそ白ワインのようで、
ラベルと味の趣向がぴったりはまっている。
常温になると、あと口にバランスのいい果実味がひろがって、
さすがだなあと感心をした。

  


旨いもの土産

2012年03月29日

 へこりと at 11:31  | Comments(6)
弥生 九

男やもめのいけないのは、食べることに手を抜くこと。
朝、ごはんと味噌汁があればまともなほうで、
具のないコンソメスープや味噌汁ですますことが
しばしばのこととなる。
昼は食べずに夜はといえば、コンビニで買ってきた
漬け物や枝豆をつまみながら日本酒を酌んでいる。
馴染みの飲み屋に足を運べば、
気の利いた肴と旨い酒のぜいたくをしている。
そのぶん家でのひとときは、素っ気ないくらいの方が
落ち着く安心感があるとわりきっている。
そんな毎日だから、頂き物をされたりすると
ずいぶんとありがたい。
となりの湯本さんが、孫が生まれたのでと、できたての赤飯を
持ってきてくれた。
お祝いのおすそわけに、おめでとうございますと頭を下げた。
蕎麦屋の元屋の店長は、
ときどきタッパーにおかずをつめて持ってきてくれる。
この日は肉と野菜の煮込みとえのきだけの酢漬けをくれたから
晩酌のビールと日本酒がすすんだ。
料理人とはいえ、ひとり身のまずしい食を思い出し
持ってきてくれるのは、
心ねの優しさあってのこととしみじみわかる。
今度いっしょに飲むときはビールの一杯でお礼をしたい。
友だちの奥さんは料理作りの上手な人で、
ちょろっと食べきれる量のおかずを持ってきてくれる。
酒のあてに好い品も作るのに、友だち家族は酒が飲めない。
酒のあてに好い品で白いごはんを食べている。
見覚えのあるアウディが停まったと思ったら、
この日は、リエットとゴルゴンゾーラのムースを
作ってきてくれた。
フランスパンも薄切りにしてしてきてくれて、
おまけにイタリアのバルバレスコも
一本持ってきてくれたから、なにからなにまで
心づかいがありがたい。
リエットは日本酒に合わせてみたい。
ゴルゴンゾーラと赤ワインは次の日の楽しみと決めて
伯楽星の特別純米の栓を抜いた。
ストーブで軽くパンを焼いてから、リエットをのせてほおばれば
ワイングラスに注いだ、澄んだ新酒に好く合った。
ほろほろ酔ってきたころに、飲み友だちからメールが届く。
近所のよしみ、締めの一杯にと誘い、
結局ゴルゴンゾーラのムースの味も楽しみながら
ゆうゆう一升瓶を空にした。


  


この春から

2012年03月22日

 へこりと at 13:29  | Comments(7)
弥生 八

向かいのお宅の男の子が、高校受験に合格した。
ぜんぜん勉強しないでカラオケばかりしていると
お母さんがこぼしていたから、晴れて進学がきまり
めでたい。
彼岸の中日、墓参りに出かけた。
菩提寺の寛慶寺は歩いて三分、通りを上がった正面にある。
祖父母の墓に手を合わせ、境内から見上げれば
陽もずいぶんと伸びて、夕方の空が明るい。
今年の春が来るなあと思う。
次の日まこちゃんが訪ねてきた。
寛慶寺のひとり娘で、この春から東京の大学へとすすむ。
耳にかわいいピアスがひかり、髪をすこし茶色にして
校則のきびしい学校を卒業して、さっそくおしゃれを楽しんでいる。
大学では、幼稚園の先生になる勉強をするという。
すでに苦手な数学の検定試験を受けさせられたといい、
縁が切れたと思ってよろこんでいたのにとこぼす。
大学は東京のはずれの町にある。
緑がおおくてさわがしくないのがいいという。
親もとをはなれての暮らしは期待と不安が入りまじる。
たくさん友だちが出来るといいねといえば、
できるかなあと不安そうな顔をする。
彼氏できるといいね。わるい男に引っかからないようにといえば
気をつけるよおとにこにこ笑う。
生まれたときからの育ちぶりを、近所のよしみで眺めていて、
会えば、学校のこと、友だちのこと、お父さんやお母さんのこと、
なんでも話してくれたから、町をはなれて会えなくなるのは
ちょっとさみしいことだった。
入学式は四月三日。今から緊張しているという。
若い子の、春からの一歩を応援したい。



  


おひとり酒も

2012年03月18日

 へこりと at 12:40  | Comments(2)
弥生 七

飲み仲間の建築屋の若社長は、
この頃晩酌でウイスキーを飲んでいるという。
ひとりでサバ缶をつっつきながら、ちびちびやっている。
マッカラン、ボウモア、山崎といろいろ銘柄を楽しんで、
先日バランタインの三十年を買ってみたら、
すこぶる旨かったというからうらやましい。
飲み仲間の女の子は、仕事で必要な検定試験を受けるために
しばらくのあいだお酒を控えていた。
試験の済んだ当日にさっそく酒屋へ飛んでいき、
一本仕入れてきたという。
一升瓶をどんとかたわらに、杯をあおる姿を想像すれば
若いのに、すでに酒徒の風格有りと感心をした。
酌み合える楽しみもあれば、ひとりでゆっくり杯をかさねる
楽しみもある。
床の間の枝を梅にかえた。
線のほそい清静さが気に入りで、
眺めていれば、今夜はゆっくり家飲みでの気分になってくる。
愛用している朝比奈克文さんの片口にいっぱい入れて百五十cc。
一升瓶から注いでレンジで二分温める。
盃はその日によって、小ぶりのものを選んだり、
ぐいっと飲めるすこし大ぶりなものにしたり。
ひとりの家飲みは、たいしてつまみがなくていい。
七年前、生まれ故郷の江戸へ帰った杉浦日向子さんは、
酒を飲むときに上物の刺身があったりすると、
あたら気が散ってはた迷惑この上ないといっていた。
まだそこまで枯れていないものの、
その気持ちわかりますとうなずきたい。
ひとりさっぱりと酒の旨さに向き合えば、
道のりにあたたかく置いていっていただいた
灯りなどを思い出し、
まあ、良しとしようと酔い酔いゆるやかになれるのも
好いとなる。

  


新年度へ

2012年03月17日

 へこりと at 15:36  | Comments(2)
弥生 六

春休みになった。
路地を通る子供たちの姿を見なくなり、しばらく静かな日がつづく。
友達の息子が高校の入学試験を受けた。
得意の数学が思いのほかできなくて、
もうだめだあと落ち込んでいるという。
無事の合格を願わずにいられない。
役所勤めの友だちからまいったとメールがきた。
人事異動があって、中学の同窓生が部下になってしまったという。
それはなんともやりずらい。
勤め人の同級生たちは、それぞれ役のつく歳になっている。
働きざかりとはいえ、上司と部下のあいだに立つ身は
それなりの気苦労も少なくないとうかがえる。
行きつけの飲み屋の御主人は、以前大きな会社に勤めていた。
あのまま勤めていても先が見えている。
それなら好きなことをと板前になったのだった。
旨い包丁さばきと穏やかな人柄は客受けも好く
店も繁盛をしているから、道をかえて正解とわかる。
この頃、馴染みのおでん屋で知り合った方がいる。
田村正和に似たいい男で、話をしながら二、三歳上かなと
お見受けした。
じつは大きな会社の社長さんで、歳もひとまわり上と
後日耳にして、
気さくな態度と若い見ばえは、そんなえらい人には見えないと
おどろいた。
日々いそがしく、仕事がらみの付き合いも多いから
場末のちいさなおでん屋は、ほっと肩の力を抜いて
くつろげるのかもしれない。
新年度、変わらぬ場所で、新しい場所で、それぞれの立ち位置で
今年の春をむかえることとなる。
久しぶりに朝から雨降りの日となった。
春を呼んでくれると思えば、薄灰色の空を眺めてもおだやかになれる。
訪ねてくる人もいないから、ひとりで熊木杏里を聞いて過ごす。



はるとなり


  


日本酒を広く

2012年03月16日

 へこりと at 13:44  | Comments(6)
弥生 五

世話になっている飲み屋がいくつかある。
どの店も居心地好いもてなしで、たいてい飲みすぎている。
ご無沙汰しているところもあって、思い出すと気にかかる。
まんべんなく通いたいものの、お金と体力がつづかずに
ローテーションがむずかしい。
いちばん安く上がるのは鶴賀のおでん屋さんで、
カウンターのはしっこで、やっこに漬け物、
ありふれたつまみで普通酒の燗酒を酌んでいれば、
店というよりも、茶の間の延長のゆるい気分になれて好い。
その他の店はといえば、酒の品揃え良く、
手の込んだ肴を出してくれるから、
すこしハレの気分で過ごすこととなる。
べじた坊の御主人が、もっと日本酒を広めたいという。
県内県外、たくさん良い酒があるのに、なかなか消費に結びつかない。
他の飲食店や、酒好きの消費者の方と協力して
日本酒をもっとたくさんの方に飲んでもらいたいという。
若いときに酒といえば、大きな会社の物しか知らず、
口に合わない、二日酔いになると敬遠をしていた。
ところが、友人の宮城の出張土産の一ノ蔵を飲んだら
あまりの旨さに背筋が伸びた。
好きな女性と初めて結ばれたような感動がどーんと押しよせて
それから四分の一世紀、幾多の銘柄を口にした。
良い酒を醸すちいさなお蔵さんや、
良い酒を売る酒屋さんとも縁ができ、酔いの楽しさも増している。
気のおけない仲間と酌み、愛しい人と酌み、
ときにはほろ苦い想いを肴にひとり酌み、
酒の旨さに日々の暮らしの彩りがふかくなる。
そんな我が身の積みかさねが、
愛飲してくれる方々増やす糧になれば好い。
まだ冷えこむ日があるものの、桜の便りももうすぐのこと。
春の酒にほろほろと酔いたい。





  


安い酒も

2012年03月11日

 へこりと at 09:44  | Comments(8)
弥生 四

八十二歳になる父は、今でも毎晩五合の酒を飲んでいる。
節約が身上の人だから、買ってくるのは
聞いたことのない紙パックの安酒ばかりで、
月桂冠の月でも飲んでいれば
今日はちょっとぜいたくですねと眺めることとなる。
そんな父にも気に入りの銘柄があり、
聞けば真澄と返事が返ってきた。
それ以来、父の日には真澄を差し上げている。
大吟醸などを持っていっても
もったいながっていつまでも封を切らず、
いざ飲むときにはすっかり味が老ねている。
普通酒でにこにこうれしそうな顔をしてくれるから
ふだん、純米や純米吟醸を飲んでいる身は
日ごろの恩義に金かけず、少々申しわけがない。
飲み仲間の花屋の若旦那は、この頃晩酌に
飯山の水尾の普通酒を、燗にして酌んでいる。
一升千七百円なのに旨いですという。
友だちと家飲みをしたときに、
気に入りの宮城の蔵の新澤さんの純米と本醸造を
飲み比べた。
二千五百円と二千円。
高い酒を飲むことで、安い酒のレベルの高さもわかり、
晩酌、本醸造で充分の気分になった。
毎晩、そこそこ高い酒を酌むぜいたくもあるけれど
あまたの酒を酌んできたそのうえで
そこそこ安くて旨い酒をえらぶのも、気疲れしない
さっぱりとしたぜいたくと思う。
顔なじみのお蔵さんは、大吟醸を造るのと同じ足並みで
安い酒も仕込んでくれるのがありがたい。
温めて、お猪口でするっとやるも好し。
湯飲み茶碗になみなみ注いで、ぐびっとやるも好し。
気楽に酒を愛でながら、
欲ばらず、さらさら春を往ければいい。



  


新しい店へ

2012年03月09日

 へこりと at 12:45  | Comments(3)
弥生 三

なじみの飲み屋のいいださんが休業した。
地域の区画整理にともなって、移転をすることになったのだった。
休業前のさいごの日、出かけていけば
ダンボール屋の倉庫や隣の住宅がとりこわされ
すっかり更地になっている。
カウンターのうしろの壁には常連さんたちの
名残りのメッセージが書かれていた。
ヨッパの相手をありがとう。余白に書かせてもらった。
もともともうすこし駅に近いところに店を構えていた。
今度の移転で、ふたたび駅に近いビルの一画に構えるという。
前回の立ち退きでは、ずいぶんとお金をもらえたから
助かった。
今回は立退き料もすくなくなって大変ですとこぼす。
店の規模が、今までよりも小さくなるのが
気に入らないものの、ちいさいなりきに
がんばらなくてはという。
大工の友だちに工事をお願いして、
カウンターに、掘りごたつの入れ込みの造りにするという。
新しい店は、歩いて五分近くなる。
酩酊した足どりの帰り道、五分の差は大きい。
家からの距離が近くなるのはありがたいことだった。
この場所で八年間営業してきたという。
通ううち、客と店とのわくを越えて親しくなって、
ひとり身のよすがとさせていただいた。
御主人や常連さんと酌み交わす道すがら
右往左往の出来事がそれぞれにあって、
たいらな道を往くのもなかなかにできないことと
しみじみとなった。
新しい店のオープンは30日。
また覚えのある顔ぶれと酌み合うのが楽しみと
待っている。


  


しあわせのパン

2012年03月08日

 へこりと at 14:17  | Comments(4)
弥生 二

しあわせのパンを観に出かけた。
洞爺湖のほとりで、宿泊できるパンのカフェ
マーニを営んでいる夫婦を、
原田知世と大泉洋が演じている。
二人のもとには身の内に屈託をかかえた
いろんな人がやって来る。
恋人に振られた若い女性。
お父さんとお母さんが離婚して
気持ちを閉ざす女の子。
娘を亡くしたあと、自分たちも逝こうとする老夫婦。
訪ねてきた方々をマーニでは、
旦那さんの焼いたパンと、奥さんの手料理でもてなす。
空と湖と湖面を照らす月と。
季節の彩りが映える月浦の地区で
料理に添えたあたたかさで気持ちをなごめてくれる。
知世さんのひかえめな透明感と、
これを見守る大泉さんの言葉かずのすくない演技が
印象に残る。
美味しい食事に癒される。
そのときに共にいて、分け合えられる人がいる。
ごく身近なしあわせの在り方を伝えてくれる作品だった。
この頃は、朝の明けるのがずいぶんと早くなった。
携帯電話のアラームで目を覚ませば、
五時だというのに空が白々となっている。
ぼんやりとした菅平の空に、空気のまどかさがあって
春の近さがわかる。
善光寺の鐘の音に、目に馴染んだ景色があり、
あたたかい笑顔で迎えてくれる店もいくつかある。
そんな店におおらかに付き合ってくれる馴染みもいて、
我が身の日ごろを振り返れば、
映画のあと味のぜいたくさが常日頃のことと
あらためてありがたい。
主題歌は、ひとつだけ。
矢野顕子さんと忌野清志郎さんが唄っている。
清志郎さんの歌声は、今もちょっとせつなくなる。



ひとつだけ
  


フェイスブックで

2012年03月03日

 へこりと at 16:12  | Comments(2)
弥生 一

パソコンをいじって日記を書いている。
初めて日記を書いたサイトは人気がなくなって
昨年いっぱいで閉じてしまった。
途中で退会したものの、縁が出来て知り合いになり
今でもほどよい付き合いのつづいてる方々がいるのは
ありがたいことだった。
友だちの日記を覗いてみれば、それぞれに
仕事のこと、家族のこと、日々の思いを
自分の言葉で綴っている。
会うこと久しくなっていても、読んで無事を確かめられるのは
なによりのことだった。
昨年、友だちの近況報告を見るために、フェイスブックをはじめた。
この頃は思いついたときに近況を書いている。
近況といっても、飲んだ日本酒の感想と
足を運んだ飲み屋のことばかりで、ナガブロとかわらず
なんだか変わりばえがない。
友だちを検索してみたら、顔なじみの方がたくさんいる。
酒蔵さんに飲み屋のだんな、ご近所づきあいのある
若い方々の名前があった。
なつかしい高校の同級生の名前を見つけ、友だち申請をした。
書かれたことを読めば、
勉強ができてまじめだった子供のころを思い出す。
勉強もせず、うわついていた我が身と合わせ、
身についた人柄は、いくつになっても変わらないものと
あらためてわかる。
思いがけず見つけた名前があった。
一年あまり前まで、ふかぶか酌み交わしていた人だった。
ぱたりと音信が途絶え、どうしているかと気にしていたら
おかあさんになりましたと手紙がきておどろいた。
そうかあ、おかあさんになったのかあと、
はるばると思いをはせた。
それから、子供共々元気にしているかいなと
思い出すこともあったから、
載せられた、ちいさな赤ん坊の笑顔がほほえましい。
暖かくなれば、城の町で子供といっしょに
桜を眺める姿が目に浮かぶ。
会える人も会えない人も、今年の春をあたたかく。
晴れた日に、もうすぐのことと思う。