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オーナーへメッセージ

植野食堂を

2021年06月26日

 へこりと at 15:42  | Comments(2)
水無月 5

平日の夜7時、BSフジの植野食堂を観ている。
料理雑誌dancyuの編集長、植野広生さんが、
お気に入りの飲食店を訪ねては、
店のご主人の指導を受けながら、
人気の一品を作る番組だった。
毎回、チキンカレーにポテトサラダ、
ハムエッグにきんぴらごぼう、
メンチカツに春巻きなど、
だれでも気楽に食べられる料理が出てくる。
そんな庶民のお味に、それぞれの店のご主人の、
創意工夫がほどこされて、
長らく人気の品書きになっているのだった。
先だっては、
浅草のかっぱ橋まで、中華鍋を買いにいく姿を
放送していた。
やや深めのまるい中華鍋は、具材を炒めるだけでなく、
煮たり揚げたり、ひとつあれば、
なんでも事足りるという。
フッ素樹脂加工した鍋よりも、鉄製のほうが
おすすめで、火力の温度を保ったまま、
手早く料理ができるという。
それからしばらくしたら、今度はおなじくかっぱ橋へ
マイ包丁を求めに行く姿が放送された。
包丁も、出刃に牛刀に柳刃と、
いろんな種類がある。
仕事柄、ふだん鋏を使っているから、
刃物には目をひかれる。
馴染みの飲み屋のカウンター越しに、
ご主人が長い細身の柳刃で、
しずかに、マグロの赤身なんぞを切るさまを目にすると、
こちらもすーっと刃先で背中を撫でられたような、
ぞくっとした快感がよぎるのだった。
数ある種類の中から、植野さんが選んだのは、
四角い中華包丁だった
中華包丁は、柔らかい野菜や魚はもちろんのこと、
大きめの刃の重みで、ぶ厚い肉も容易に切れるという。
ひとつあればなんでもござれの、
万能包丁とのことだった。
コロナ禍で、外出を控えて自宅で料理を
作る人が増えた。おかげで鍋や包丁など、
調理道具の売り上げが伸びているという。
日ごろたいした料理を作るわけではないが、
台所で、ちょっと良い鍋と包丁を手にすれば、
日々の暮らしに楽しさが増す気がしてくる。
そそられてしまうのだった。




  


梅雨どきに

2021年06月22日

 へこりと at 14:14  | Comments(0)
水無月 4

例年より幾分おそく梅雨入りしたものの、
雨が降らない。
知り合いに、
畑仕事をしているかたが何人かいる。
水不足で悩んでいないかと、
心配してしまうのだった。
週末の早朝、屋根をたたく雨音で目が覚めた。
障子を開けて覗いてみたら、
ひさしぶりに、けっこうな勢いで降っている。
毎朝、町をひとまわり散歩している。
この雨だし、今朝はもうちょい寝てようと、
布団に潜り込んで思い出す。
つい先日、レインコートを買ったのだった。
昨年の夏、スーパーカブに乗って、
すこし遠出の散歩をした。
その帰り道、いきなりの夕立に見舞われた。
Tシャツに、薄手のタイパンツという
いでたちだったから、
ずぶぬれになって、たちまち体が冷えて、
ほうほうのていで帰宅するなり、
すぐに熱いシャワーを浴びた。
今年はそんな目にあわぬよう、
パソコンを覗いて見つけた、
良さげなレインコートを買った。
再び布団から這い出して、
Tシャツと短パンの上から、オリーブ色の
コートを着ていると、
折よく、雨の勢いも落ち着いてくる。
雨の中、西に向かって歩いていくと、
西長野の寿司屋がなくなって、
更地になっていた。
入口にずっと、
「風邪をひいているかたの入店お断り」
の貼り紙があって、
風邪をひいていなくても気持ちが躊躇するような、
古くて清潔感の乏しい店だった。
となりのモンマートやまだは、
「コロナと共存していきましょう」
「雨の日はベンチが濡れます。座るときは
気をつけて」
「食べおえた後のごみは店内へお持ちください」
貼り紙がたくさんガラスに貼ってある。
ガラス越しに、ホンダの古い原付バイクが
置いてあるのも気になって、
いちど買い物に来てみたいのだった。
結婚式場の百景園の敷地を抜けて、
裾花川沿いを歩いていくと、
いつもでかいレンズを構えて、
野鳥を狙っているおじさんたちも、
さすがに今朝は見当たらない。
川沿いから、
通勤ラッシュの始まっている中御所へ出て、
中央通りを上がって、善光寺まで。
1時間あまり、
つやつやと濡れた緑に癒されながら、
雨の朝の散歩を楽しんだ。
雨の景色を気楽に撮れるよう、
防塵防滴のカメラが欲しいなあ。
物欲が沸いてしまうのは、困ったことだった。




  


さっぱり味に

2021年06月16日

 へこりと at 13:04  | Comments(0)
水無月 3

毎日、酒ばかり飲んでいる。
梅雨どきから夏、日中の蒸し暑さの余韻が、
日没までつづくようになると、
辛口の日本酒に加えて、
後口のさっぱりとした、
蒸留酒が飲みたくなる。
焼酎なら、麦と黒糖が好みで、
からころ氷を浮かべてロックも好いが、
仕事終わりに、ぬるいお湯割りを口にすると、
1日冷房にさらされた体が、
ほっと癒されるのだった。
酒屋を営むみねむら君が、この頃、
宮城のお蔵さんのジンを扱っている。
これがまた口当たりよろしく、トニックウォーターや
ソーダで割って飲んでいると、
いくらでも杯をかさねてしまう。
自宅の晩酌で二日酔いになったことも、
いちどや二度ではないのだった。
合わせるつまみも、夏はさっぱりしたやつが好い。
柿のたねをかじりながら、ビールで口を湿らしたら、
あとはきゅうりに味噌をつけたり、
ナスを薄く切って、かるく塩で揉んだり、
大好きなトマトに塩をふって。
野菜の中でもトマトは大好きで、ここ連日食べている。
飲み屋に行っても、品書きにあれば
いつも注文しているし、
イタリアンの店に行くことがあれば、
トマトソースのパスタにそそられている。
以前、家庭を持っていたことがあった。
当時の連れ合いの実家が、信濃町の、
飯綱山と黒姫山が見下ろす地に在って、
義父母が畑で野菜を作っていた。
夏、そこで採れたトマトを初めて食べたとき、
あまりの旨さにおどろいたのだった。
トマトを食べていると、いまでもときどき思い出す。
口にする味に、そんなにうるさいわけではないが、
この夏は、旨いトマトを探してみようかと
思っているのだった。
飲み友だちに、トマトの苦手なかたがいる。
トマトをつまみに酔うたびに、
一献やりたいのおと思い出している。







  


パソコンの悩みから

2021年06月12日

 へこりと at 12:53  | Comments(0)
水無月 2

毎日パソコンを使っている。
インスタグラムやフェイスブックを覗いたり、
アマゾンや楽天でポチっとしたり、
こうして、
つたない言葉を書き連ねたり。
用途はそれくらいだから、高価な機種はいらないと、
7年前に韓国製の安いモデルを買って、
今も使いつづけている。
使いはじめてしばらくした頃、
ひょいっと机から持ち上げたら、
底面のねじがふたつ、ぽろっと落ちた。
・・・いくら安かったとはいえ、
精密なパソコンのねじが、
ふつうはずれるか・・・
それから何度締めなおしても、
たびたび落ちるから、セロテープを貼りつけて、
落ちないようにした。ここ最近困っていたのは、
動作が遅くなっていたことだった。
スイッチを押してから、
新聞を開いて、ゆっくりと1面から、
いちばんうしろのテレビ欄を見終える頃に、
ようやく立ち上がる。
観たいホームページをポチっとしても、
お茶を1杯飲み干すまで出てこない。
「パソコン重い」で検索して、
対処の仕方を覗いてみたものの、
機械音痴の身にはちんぷんかんぷんで、
ぜんぜん意味がわからない。
専門家に任せるのがよいと、
あっさり白旗をあげた。
すこし前の夕方、
SBC通りをウォーキングをしていたら、
「パソコン処」という看板が目に入った。
パソコンの修理や、不具合を治してくれる店で、
通り過ぎながら、ガラス越しに見たら、
店員さんの顔つきがよかった。
後日予約をして、パソコンを持ち込んだのだった。
応対してくれたお兄さんは、パソコンを開くやいなや、
目にも止まらぬ速さで、
ちゃかちゃかキーボードをたたきだし、
いろんな画面を出していく。
それほど重症じゃないですねえと言いながら、
作業をつづけてしばらくしたら、にっこりと、
はい、治りましたと、あっけらかんと終えた。
ちょっとした説明を受けて、
起動させてみたら、のろかった動作が嘘のように、
サクサクと動く。素晴らしい!
このかたの頭の中はどうなっているんだろう。
目の前のお兄さんに、ただただ感心するのみだった。
気がかりごとがひとつ減って、
まことにありがたいことだった。






  


梅雨どきの体ぐあいに

2021年06月08日

 へこりと at 12:41  | Comments(2)
水無月 1

梅雨どきになって、晴天の日でも、
空気が湿り気をおびている。
気圧の下がりがちなこの季節、
持病の頭痛に肩こりに腰痛がひどくなる。
おまけに、胃腸の調子もよろしくなくて、
暴飲暴食をしたわけでもないのに、
朝、目覚めるたびに、胃がむかむかするのだった。
子供のころから胃腸が弱かった。
風邪をひくと、つられて腹もこわしたり、
ちょっと食べすぎると、
トイレをなんども往復する羽目になった。
そのたびに胃腸薬の、
ミヤリサンの世話になっていた。
子供のころは、
いまほどいろんな胃薬がなかったから、
なにかあれば即ミヤリサン。
茶の間の戸棚に欠かさず、でんと鎮座していた。
大人になって酒の味を覚えてから、
胃腸に加えて肝臓にも、
ますます余計な負担をかけている。
日ごろ、自宅の晩酌では、
豆腐に油揚げくらいをつまみに酒を酌んでいる。
そうすると、馴染みの飲み屋へ出かけたときは、
から揚げやら炙りチャーシューやら、
焼き鳥など、油の効いたつまみが欲しくなる。
そして翌朝、胃もたれと下痢に見舞われて、
後悔している始末だった。
母が介護施設に入居している。
毎日、塩分控えめの、味の薄い食事をとっている。
もう棺桶に片足を突っ込んでいるんだから、
今さら塩分を気にしてもしょうがないではないか。
たまには味の濃い、旨いごはんを食べさせたい。
休日になると、外へ昼ごはんに連れ出していた。
ところがコロナ騒ぎで、
面会禁止の外出禁止になってから、
それがかなわなくなった。
休日になると、スーパーやデパートで弁当を買って
届けている。弁当を届けたら、
そのまま蕎麦屋の昼酒に、いそいそと足を運ぶ。
品書きの、天ぷらやとんかつにそそられても、
胃もたれが頭をよぎって我慢する。
小鉢の煮物や豆をつまみに、
しずしずと杯を傾けているのだった。
胃腸の調子がわるくても、
酒を控えようとしないところが、情けないことだった。
先日、仲見世の蕎麦屋の丸清さんに行ったら、
年配のじいさんが、カツカレーをわしわしと、
旨そうに食べていた。
いい食べっぷりだなあと、感心したのも、
なんとも情けないことなのだった。