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安い酒も

2012年03月11日

 へこりと at 09:44 | Comments(8)
弥生 四

八十二歳になる父は、今でも毎晩五合の酒を飲んでいる。
節約が身上の人だから、買ってくるのは
聞いたことのない紙パックの安酒ばかりで、
月桂冠の月でも飲んでいれば
今日はちょっとぜいたくですねと眺めることとなる。
そんな父にも気に入りの銘柄があり、
聞けば真澄と返事が返ってきた。
それ以来、父の日には真澄を差し上げている。
大吟醸などを持っていっても
もったいながっていつまでも封を切らず、
いざ飲むときにはすっかり味が老ねている。
普通酒でにこにこうれしそうな顔をしてくれるから
ふだん、純米や純米吟醸を飲んでいる身は
日ごろの恩義に金かけず、少々申しわけがない。
飲み仲間の花屋の若旦那は、この頃晩酌に
飯山の水尾の普通酒を、燗にして酌んでいる。
一升千七百円なのに旨いですという。
友だちと家飲みをしたときに、
気に入りの宮城の蔵の新澤さんの純米と本醸造を
飲み比べた。
二千五百円と二千円。
高い酒を飲むことで、安い酒のレベルの高さもわかり、
晩酌、本醸造で充分の気分になった。
毎晩、そこそこ高い酒を酌むぜいたくもあるけれど
あまたの酒を酌んできたそのうえで
そこそこ安くて旨い酒をえらぶのも、気疲れしない
さっぱりとしたぜいたくと思う。
顔なじみのお蔵さんは、大吟醸を造るのと同じ足並みで
安い酒も仕込んでくれるのがありがたい。
温めて、お猪口でするっとやるも好し。
湯飲み茶碗になみなみ注いで、ぐびっとやるも好し。
気楽に酒を愛でながら、
欲ばらず、さらさら春を往ければいい。

安い酒も




この記事へのコメント
また、来てしまいました(苦笑)。
良い酒がへこりとさんのところへ酔って、もとい、寄って来ることには、ちゃんと理由があるように思います。
その父の気持ちわかる気がします。ぼくはまだまだ酒に呑まれてばかりの未熟者ですが、謙遜ではなく本音ですけれど、水のようにがぶがぶと呑みたくなってしまうものだから、磨き上げた純米吟醸などだと味が良すぎて喉の通り抜けが悪くなってしまって。酒を味わう、という世界はまだまだ先にありそうです。
そんなぼくが「酒の本」をつくるなんて…。良い本ができるかどうかわかりませんが、手を抜かずにやってみたいと思います。
では、また。
Posted by sousukesousuke at 2012年03月11日 12:14
sousukeさん、僕も酒に飲まれてばかりで、そのたび記憶が宇宙の彼方へ飛んでいってしまいます。
最初は味を確かめてるんだけど
旨い酒は杯をかさねすぎてしまう。
ふだんの酒や肴は気負わず口にできるものが好いです。
Posted by へこりとへこりと at 2012年03月11日 13:31
日本酒のクオリティは、値段や銘柄だけでは判断できないってこと、件の日本酒の会で勉強させていただきました。
百聞は一見にしかず。
味わってみて、自分の好みのものを見付け、楽しめればそれが一番ですね♪
ちなみに。日本酒を買うのは4合瓶まで!と決めていた禁を破って一升を買ってしまいました(>_<)
恐いのはこれが何日で終わってしまうのか、ということ。
人間はこうして堕落していくんですね(失笑)
Posted by さすらいの酒飲み at 2012年03月11日 17:33
さすらいさん、試験ごくろうさまでした。
そうです。そうして堕落の果てに
落ちた誰かと、いつも酒を酌んでくれてありがとうございます。
^^;
16日、よろしくです。
一升瓶、3日で終わると見た
^^/
Posted by へこりとへこりと at 2012年03月12日 07:57
きっとお酒は高価なものでなくていいんだと思います(´ω`)もちろん高いものはおいしいのかもしれません。仲間とのめばなんでもおいしいです★私たち大学生は安いチェーン店での飲みが多いですが、メンバーに恵まれることで、いっそうおいしいお酒に巡り合えそうです\(^^)/ おいしいお酒は、同年代はもちろん年齢問わず楽しみたいです(´ω`)それは長野に出てきたからこそできているいわゆる私のなかの贅沢です\(^O^)/ すっばらしーいおじさん達との出会いもみんな今があるからですね(笑)
Posted by kohata at 2012年03月12日 11:23
仙台勤めのころ、京都の叔父から無鑑査一ノ蔵を送ってほしいと連絡がありましたが、
齢とらないと旨さがわからぬ酒ってのがあるのでしょうか・・・。
そういえば伯父は
「酒はやっぱり剣菱だ♪」
と満面の笑みで猪口を持っていたのも思い出し・・・私が伯父叔父の域に届くまで相当時間がかかりそうで。
彼らは豆腐一丁、タクアン1切れでも呑める人たちですが、
私は美味い肴なしでは酒の楽しさが半減する呑み助です。
ま、酒呑みにもいろいろタイプがあるということでよいですね。
Posted by Yackle at 2012年03月12日 12:50
こはたさん、そうだね、酒は人だね。
大手の安酒でも、その場にいっしょの人たちのおかげで楽しいひとときすごせます。
長野にいる間は、おじさんたちに
付き合ってください^^
Posted by へこりとへこりと at 2012年03月13日 11:37
Yackle さん、一ノ蔵無監査、
おいらが日本酒に開眼した
酒だ。
一ノ蔵、今でも飲み屋で見かけると、居住まい正して飲ませてもらいます。
いろんな酒飲みがいるのも、また
飲兵衛のおもしろいところで、
ただ最近、記憶をなくすこと頻繁で困ります・・・
Posted by へこりとへこりと at 2012年03月13日 11:41
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