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芦屋の友だちから

2018年06月21日

 へこりと at 15:20  | Comments(0)
水無月 3

毎年、そこかしこで地震が起こっている。
群馬が揺れた次の日、大阪が大きく揺れたのだった。
朝の通勤通学の時間のときで、
テレビで、交通がマヒして、
途方に暮れる人たちを映していた。
周辺の震度が映される中、
兵庫の芦屋が気になりだす。
友だちが暮らしているのだった。
10年ほど前、旅行で長野に来たときに知り合った。
それ以来、長野へ来た折りは、
連絡をしてきてくれる。
酒をたしなむと聞いて、
長野の日本酒を送ったことがある。
それがきっかけで、それぞれ気に入りの品を、
やり取りするようにもなった。
そういえば、元気にしてるかなあ。
ふと思い出したりするときに、
きまって、品ものが届くのだった。
午後、芦屋市のホームページを開いてみれば、
震度4、目立った被害はないという。
ほっとしていたら、
自宅の前にクロネコさんのトラックが止まった。
当の本人から荷物が届いたのだった。
開いてみたら、鰹節と料理酒と梅酒が入っていた。
添えられた手紙には、
鰹節は、
昔ながらの手間ひまかけて作られたものといい、
ひと口食べてみたら、
やさしく柔らかい風味がとても好い。
料理酒は、ふだん使っている、
喜多方のお蔵さんのもので、
自家製の梅酒は、
沖縄の黒糖焼酎で仕込んだものという。
今回も、気の利いた品々をありがたい。
仕事が終わる頃電話をしたら、
ぜんぜん被害ないですよ。
のんびりした声が返ってきた。
気遣いのお礼を言って、
夜、鰹節をつまみにちびちびと酒を酌んだ。
手紙には、前にいただいたみすゞ飴、
とてもおいしく毎日味わうのが
たのしみでしたと有った。
夏の盛り、みすゞ飴といっしょになにを送ろうか。
考えるのも楽しみなことだった。


  


東京散歩

2018年06月15日

 へこりと at 17:56  | Comments(0)
水無月 2

朝、東京へ散歩に出かけた。
上野駅で降りて、雨上がりの曇天の空の下を歩いていく。
調理道具の店が軒を連ねる合羽橋を抜けていくと、
ぽつぽつと、開店の支度をしているところだった。
浅草演芸ホールをすぎて、浅草寺に行くと、
朝から観光客でごった返している。
ピーチクパーチク、アジアの言葉が飛び交う中、
お参りをした。
雷門を出て、上野公園に行くと、
観光客と、修学旅行の子供たちで賑わっている。
ふだん、ひと気のない静かな町で暮らしている。
久しぶりの都会の煩雑さは、
妙に新鮮に感じられるのだった。
不忍池を渡って、広い通りを歩いていくと、
根津神社が在った。小路を入った先に、
どーんとでっかい鳥居が見えて、抜けていくと、
もうひとつりっぱな赤い門が在った。
ここも観光客でにぎわっていて、
境内では、幼稚園のちびっ子たちが、
元気に走り回っていた。
拝殿でお参りをして、
団子坂下の信号を渡って歩いていくと、
谷中銀座にたどり着く。
肉屋のコロッケに、
酒屋の生ビールをがまんして通りを抜ければ,
時刻もちょうど良い。
今日の昼は日暮里駅前の、
蕎麦屋の川むらさんと決めていた。
以前、春風亭一之輔さんと川上麻衣子さんが、
谷中を散策して、
この蕎麦屋で酌み交わす番組を観たことがあった。
ちらっと映った冷蔵庫の、
酒の品ぞろえが好かったのだった。
酒の銘柄も多く、つまみもなかなかそそられる。
板わさを突っつきながら、一番搾りを一本と、
宮城の阿部勘を一杯。
細打ちのもりで締めた。
店の愛想も好く、今度は夜、ゆっくり来てみたいものだった。
帰り道、谷中墓地の中を抜けていくと、
ここにも観光客の姿がある。
そこかしこに、背丈よりも高いりっぱな墓が目に入り、
偉い人の墓とわかる。
歴史の教科書に載っている人が眠っていると、
墓地も観光地に成るのだった。
感心をして、広い墓地を出て、
ふたたび上野公園に向かったのだった。






  


日ごとの緑に

2018年06月02日

 へこりと at 15:04  | Comments(0)
水無月 1

酔っぱらって帰って、そのまま茶の間でつぶれた翌朝、
風邪を引いた。
さいわい熱は出ないものの、喉が痛くて咳が出て、
鼻水が垂れてくる。
このところ天気の様子が不安定で、
真夏のような日もあれば、寒戻りのような日もある。
前夜もずいぶん寒かったのか、
酩酊していて覚えていない。
不摂生な身は、
気温の変化についていけないのだった。
夜通し冷たい雨が降った朝、
外に出たら、
ひととき目を楽しませてくれた、玄関先のがまずみと、
駐車場のツルバラが散っていた。
濡れた地面に、
無数の花びらが張り付いているのだった。
代わって、陽の当たらない場所のどくだみの群れが、
白い花を咲かせはじめた。
玄関横の壁ぎわでは、
零余子の葉があれよあれよと茂りだし、
すき間なく埋めつくされた。
善光寺門前や里山の緑も、目に鮮やかに色濃くなって、
風邪をひいても二日酔いでも、爽やかな気配に
気持ちが洗われるのだった。
今朝散歩に出たら、教授院の駐車場の紫陽花が、
もうすぐ色づきそうだった。
善光寺西側の紫陽花を確かめに行ったら、
こちらはもうちょい先だった。
梅雨の季節、空気が湿り気を帯びれば、
里も山も柔らかな気配に包まれる。遠く近く、
梅雨どきの散歩も、また楽しいことだった。
昨日の昼下がり、
遠くの町で、酒屋を営む友だちから電話が来た。
話しをしながらゴホンと咳き込んだら、
風邪ですかあ、大丈夫ですかあと心配される。
大丈夫、毎晩アルコール消毒してるからと答えたら、
今日の午前も早々に、、高価なアルコール消毒液を
送ってきてくれた。
瓶を眺めているだけで風邪も治りそうだわ。
心遣いがありがたいことだった。