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古い映画館で。

2025年02月21日

 へこりと at 10:45 | Comments(2)

如月 5

ずいぶん以前、ユーチューブを覗いていたら、
たまたま「水曜どうでしょう」という番組が引っかかった。
北海道のテレビ局の番組で、地元出身の大泉洋が、スーパーカブに
乗って全国をツーリングするという番組だった。ツーリングの最中、
いろんなアクシデントを乗り越える、大泉洋の明るくてひょうきんな
柄が好くて、以来、好きなタレントのひとりになっている。
上田市でロケを行った主演の映画、「青天の霹靂」はしみじみと
好い作品だった。
海野町商店街の中華食堂、「檸檬」の焼きそばが気に入りで、今でも
上田に来ると足を運んでいるという。
「室町無頼」を観に行ったのだった。
大泉洋演じる蓮田兵衛が仲間と共に民衆を苦しめる室町幕府に
戦いを挑む物語だった。
上映されたのは長野駅前の映画館、千石劇場で、古い佇まいに
趣きがある。ところがこの界隈の再開発でここに長野市でいちばん
背の高い複合施設が建つことになった。建物の老朽化や道幅の
狭さなど、時代にそぐわない事柄があるものの、見慣れた景色が
また一つなくなるのは寂しいことだった。ファミリーマートで
唐揚げと缶酎ハイを買って館内に入れば、予想通りがらがらで、
お客は自身も含めて三人だけだった。唐揚げの油の匂いに気を
遣わずに済んで、いざ「室町無頼」を観たら、
実に楽しい作品だった。弱きを助け強きを挫く、迫力ある太刀裁き
がテンポよく繰り広げられ、大泉洋の活舌の好い演技を楽しませて
もらったのだった。
映画館を出て、この日の昼酒に駅前の富寿しの暖簾をくぐった。
若い大将の、活きの好いいらっしゃいませに迎えられカウンターに
落ちついた。イカの握りと甘海老の握りで黒ラベルを飲んでいれば、
今日はマグロがおすすめですと声をかけてくれる。それではと、
地酒の、今錦の生酒一本注文して、赤身と中トロと大トロの握りを
頂戴した。
カニ味噌でもう一本お銚子を追加して、好い感じに酔ったのだった。
店を出て通りを上がっていけば、寒さ真っ盛りというのに、観光客の、
それも外人さんの姿が多い。
寒さが緩めば、より一層の賑わいが見込まれる。この冬を淡々とした
気分で過ごしているのだった。

春立つや寿司屋の旦那眉細し。

古い映画館で。




この記事へのコメント
一昨年松本へ、大泉洋、小日向文世、イッセー尾形の3人芝居を見に行ったんだけど、大泉さん、長くて複雑なセリフを一気にまくし立てた。あまりの見事さに、セリフ終了後、場内一斉に拍手が湧き上がった。大泉さん、スゴイです。
Posted by 上穂悠生上穂悠生 at 2025年02月21日 21:17
うわ、そりゃ観たかったなあ。
あのかたは活舌が好い言葉遣いだよね。
何年か前の井上ひさし原作の映画でも長い台詞こなしてたよ。すごいよね。
Posted by へこりとへこりと at 2025年02月22日 13:14
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