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上田わっしょいで

2017年07月30日

 へこりと at 15:45  | Comments(0)
文月 8

上田へ、先週の祇園祭につづいて、
上田わっしょいを眺めに行った。
あいにく雨降りの日となって、電車に乗っていくと、
千曲市の辺りから雨足がつよくなってきた。
友だちと待ち合わせをして、通りを上がっていくと、
びしょ濡れになりながら、元気に踊る連が進んでいく。
タフですなあと感心していたら、
ひと区切り踊ったところで、
本日これにて中止としますと流れた。
仕方ないよなあ。風邪をひいたらいけないし。
浴衣でおしゃれをしてきた女の子たちも、
気の毒だったなあ。
それでは一献しましょうと、飲み屋の並ぶ小路を徘徊して、
先週と同じく、めめ屋さんの入れ込みに落ち着いた。
ときどき、上田の町を散歩するようになって10年になる。
里山の緑が近いこと、千曲川が悠々と流れていること、
四季の彩りが楽しめる城跡公園があること、
高いビルがなく、空が広いこと。
程よい狭さの町には、しずかな小路や路地があり、
歩いていると気分が和むのだった。
加えて、飲み屋に蕎麦屋に洋食屋と、
また来たいと、思える店があるのも良いことだった。
カウンター6席に入れ込みが四つの
めめ屋さんとこを眺めながら、
妙にくつろげるよねと言いながら、
タコ刺しとレバー焼きと焼き鳥で、
ビールと日本酒を飲んだ。
腹を満たして外へ出たら、いまだ大勢の見物客がいて、
テキヤの兄さんがたもまだ店を開けていた。
雨にたたられたとはいえ、祭りの余韻を楽しむさまは、
好い風情に見えたのだった。
徘徊している折りに、気になるもつ煮屋さんを見つけた。
それは次回の楽しみとして、
駅前のここからさんへはしごしたのだった。





  


7月下旬、雑感

2017年07月27日

 へこりと at 14:57  | Comments(0)
文月 7

梅雨が明けたと思ったら、雨降りの日がつづく。
午後からの土砂降りに、連日のように大雨警報が出て、
北で南で、道路や家が水に浸ったのだった。
7月下旬になって、氏神さんからの蝉の声が、
ようやくにぎにぎしくなってきた。
それでも以前に比べるとうるさくなくなって、
この頃の天気のはげしい有様は、
生き物の成長にも、影響を与えているのかもしれない。
昼間はミンミンゼミとアブラゼミの声がひびき、
夕方になるとヒグラシが鳴き出す。
哀しげな声を聞きながら、ビールを飲んでいるのだった。
自宅の前の路地を、柳町中学と長野西高校と
清泉女学院の子供たちが通っていく。
夏休みに入ってひと気の途絶えた路地を、
まばらに部活に向かう子が過ぎていく。
柳町中学の子供たちの中に、
そろいのポロシャツ姿をちらほらと見かける。
半袖の、紺地の背中の襟の下には、
赤く 唯一心 と校訓が縫ってあり、
卒業生にはなつかしい。
大人になっても乱心ばかりの身は、
目にすると、すこしうしろめたい。
中学の通学カバンといえば、
リュックサック型が当たり前な中、柳町中学だけは、
いまだ、昔の白い肩掛けカバンのままだった。
それが来年度の新入生から、
リュックサック型に変わるという。
体への負担を考えれば、遅すぎるくらいだったとはいえ、
長らくの伝統が消えてしまうのは、
ちょっとさびしことだった。
玄関先の芋の葉が、
今年になってぐんぐんつるを伸ばしては、
あたらしい葉をつけている。
雨水の樋にも絡みつき、上へ上へと伸びている。
毎日、唯一心な成長ぶりを眺めては、
健気なもんだなあと感心しているのだった。


  


上田の祇園祭

2017年07月25日

 へこりと at 12:44  | Comments(0)
文月 5

坂城町で葡萄作りをしている友だちがいる。
毎日暑い中、剪定や袋掛けの作業がいそがしい。
仕事にちょっとひと段落がついたからと、
伴って、上田の祇園祭に出かけたのだった。
祇園祭は、かの真田昌幸公が築城して、
城下町が出来上がった祝いに始められたという。
途切れることなくつづいているのか、
そう遠くない以前に再開されたのか、うかがい知れぬものの、
ここ何年か、楽しみに足を運んでいる。
上田の祇園祭は、それぞれの町から神輿が繰り出して、
中心街を練り歩く。
毎年100基ほどの神輿が出るといい、
ふだんは静かな通りが見物客で埋め尽くされる。
てっぺんに鳳凰が光る神輿に、酒樽を積み上げた樽神輿に、
眺めるたびに感心するのは、どこの町の神輿も、
たいそうりっぱなことだった。
こわもての兄さんがたの神輿に、
艶やかな姐さんたちの女神輿、
かわいいちびっこたちの神輿も有って、
町のかたがた総出で祭りを盛り上げているのだった。
賑やかで華やかな雰囲気の中にいると、
酒飲み気分も拍車がかかる。
賑わう通りから、
間口のせまい飲み屋が、肩を寄せ合う小路へ足を向けた。
どこにしようか、ぶらぶら物色していくと、
めめ家さんという店が目に留まる。
なんとなく良さそうな。
入り口から覗いたら、幸い席が空いていた。
カウンターの端っこに落ち着いたのだった。
生ビールで乾杯をして、肴と酒を頼めば、
値段が手ごろで美味しい。
穏やかそうな御主人の感じも良く、
また一軒、馴染みになりたい店ができたのだった。
ゆるゆる杯をかさねていれば、せまい小路の中にも、
神輿の賑やかな連が通っていく。
上田の夏の夜は、ことさら訪ねてきたくなるねえ。
イルチェーロさんにはしごして、
イカ墨パスタとイタリアの白で、今夜の締めとしたのだった。





  


上田の地酒を。

2017年07月18日

 へこりと at 10:04  | Comments(0)
文月 4

上田の町が好きで、ときどき出かけている。
上田市内の酒蔵さんの利き酒会があると聞いて、
ひさしぶりに足を運んだのだった。
新幹線で15分余り。駅を出て、
部活帰りの学生たちとすれちがいながら
通りを上がっていく。原町の信号の手前、
気に入りの、蕎麦屋の太平庵の手前の広場に入っていくと、
すでにたくさんの酔客でにぎわっていた。
一升瓶の並んだブースには、岡崎さん、沓掛さん、
若林さん、和田さん、信州銘醸さん、
上田市内の5つのお蔵さんが並んでいた。
食べ物のブースも在って、ベンチのひと隅に落ち着いて、
美味だれ焼き鳥をつまみに、酒の味を利いた。
このところ、毎日続いた夕立もなく、風が心地よい。
のんびりとした雲がまだ明るい空に浮かんでいる。
夏の夕暮れどきに、外で飲む酒は格別なものなのだった。
目の前のテーブルでは、母袋市長がお仲間と談笑している。
飲んでいるのはサイダーで、
お忙しい身は、まだ酒が飲めない。
それにしても、日本酒を飲み始めて30年。
上田の酒もずいぶん旨くなったことと思う。
無礼を承知で、個人的な意見を言うならば、
かつては、勘弁してくれという味ばかりだった。
世代が変わり、跡取りの息子さんや娘さんの代になり、
皆さん、ほんとに頑張っていらっしゃるのがわかるのだった。
ひと通り、それぞれの味を楽しんだらそこそこ酔っ払った。
お蔵さんの一升瓶も空になり、無事の完売となった。
どこぞの飲み屋に寄って行こうか思案したものの、
長野に戻って飲みなおすと決めて、
帰りの新幹線に乗ったのだった。
夏になると、上田の町は盛り上がる。
各地区のりっぱな神輿が町中を練り歩く祇園祭があり、
その一週間後には、踊りの連が通りを埋める上田わっしょいがある。
8月5日は千曲川の河川敷で花火大会があり、これは見逃せない。
テンポ良く、夜空に見事な華が咲き、
余韻に浸りながら、締めに飲むビールが旨い。
ひととき、ちいさな城下町がにぎわうのだった。







  


球児の夏に

2017年07月15日

 へこりと at 13:58  | Comments(0)
文月 3

仕事を終えた夕方、近所を散歩していると、
学校のまわりを走っている、
長野西高校の野球部員とすれちがうことがある。
どの子もその都度おおきな声で、ちわっす!と
挨拶をしていくから気持ちが良い。
甲子園をかけた、全国高校野球長野県大会が始まって、
連日朝刊に試合の結果が載っている。
母校の長野吉田高校は、今年は投手が良いらしい。
初戦の茅野高校戦で18個の三振を取って快勝したから、
その調子で勝ち進んでもらいたいのだった。
先日、ビールを飲みながらSBCニュースワイドを観ていたら、
軽井沢高校野球部の特集が流れた。
野球部は、ずっと部員不足の日がつづき、
昨年はついに、
女子マネージャーひとりだけになってしまったという。
そのマネージャーが、
4月に入学してくる1年生に入部してもらおうと、
チラシやポスターを作ったり、野球経験者に手紙を書いたり
グラウンドの整備をしていたのだった。
その甲斐あって、8人の入部があって、
助っ人ひとりを加えて、
この夏、5年ぶりに単独チームで大会に出られたのだった。
長野東高校との1回戦に、
残念ながら大差で負けてしまったものの、
役目を終えたマネージャーは、3年間楽しかったです。
これからもずっと応援していきますと笑顔で答えていた。
えらいなあ。いい子だなあ。
ビールを飲みながら、目と鼻がぐしょぐしょになってしまった。
次の日パソコンで検索したら、野球部のホームページがあって、
マネージャーと監督のブログが載っていた。
マネージャーは、部員がいなくて辛いこと、
頑張ってチラシを配ろうと決めたこと、そして、
新入部員が入ってくれた喜びと、大会に出られる嬉しさをつづり、
支えてくれたみなさんには感謝しかありませんという。
監督は、新チームが発足して、マネージャーがすごく楽しそうに
グラウンドにいるのがなにより印象的という。
読みながら、またしても朝から顔がぐしょぐしょになってしまった。
健気に頑張る子供の姿はいいもんだなあと、
しみじみ胸に染み入ったのだった。
暑い夏、勝っても負けても頑張れー!




  


そんなこんなで

2017年07月13日

 へこりと at 12:06  | Comments(2)
文月 2

日曜日、善光寺門前、弥栄神社の祇園祭が行われた。
神様の代理の、馬に乗ったお先乗りの少年と、
権堂、南石堂、上千歳、元善町、4つの町の屋台が
町なかをまわり歩く。
住んでいる東之門町も手伝いをしており、
若いかたから年寄りまで、お先乗りに付いて歩いたり、
会所で迎えたり、まる一日駆り出される。
仕事のある身はお役に立てず、いつも申しわけがない。
仕事をしながら遠く近く、屋台のお囃子の音を聞いていた。
夕方、野暮用を済ませに出たついでに、稲田のツルヤに、
晩酌のつまみを買いに立ち寄った。
男やもめの独り身は、日ごろの買い物は、
近所のセブンイレブンと八百屋と肉屋で間に合っている。
ときどきツルヤに寄ると、
このスーパーは、ちょっと華があるなあと感じるのだった。
店員さんが、みんなきちんと化粧をしていて、目を引かれる。
お客や仲間と言葉を交わすときも笑顔を絶やさない。
いそがしい夕方どきでも、あわただしいそぶりを見せず、
動きに余裕がある。
教育が行き届いているのかなあと、
眺めていて気持ちが良いのだった。
ちょいと奮発して買った、
国産うなぎのかば焼きは身が柔らかく、
北光正宗の冷酒を飲みながら美味しくいただいた。
次の日実家に顔を出したら、
母のかつてのお弟子さんが訪ねてくるという。
お昼は、近所の仕出し屋にうな丼を頼んであるといい、
連日のうなぎとなってしまった。
訪ねてきたお弟子さんは、
信州新町で美容室を営むかたわら、畑仕事もしていて、
ときどき野菜を持ってきてくれるのだった。
この日も茄子にトマトにジャガイモに玉ねぎと、
たくさん運んできてくれた。
年老いた母を気遣って、忘れずに顔を出してくれるのは、
ほんとにありがたいことだった。
お昼を食べて、お茶を飲んで、ゆっくり近況話をして、
ありがとうと見送った。
整骨院へ行くという母の送り迎えをして、
夕方、母の作った煮物をつまみにビールと日本酒を酌む。
裏の田んぼから、
にぎやかな蛙の合唱が聞こえている。
昔はまわり中が田んぼだったから、
テレビの音も聞こえないほどだったなあと思い出す。
日中、平気で30度を超える日が増えてきた。
そんなこんなで、今年の夏に成るのだった。




  


痛みつづきで

2017年07月06日

 へこりと at 13:27  | Comments(0)
文月 1

今年の梅雨も、空の機嫌にムラがある。
からから降らずに水不足のニュースが聞こえてきたかと思えば、
朝からの土砂降りに、大雨警報や避難勧告が出た日があった。
そのたびに、スマホとタブレットとフォトパネルが
やかましく知らせてくるから、にぎやかなことだった。
一日降りつづいた翌朝、雨が止んでいた。
ひさしぶりに、町をひと走りに出たのだった。
湿り気の残る空気がひんやりとしている。
里山の緑も水気を含んでつやつやとしていた。
裾花川の土手を走って行って、あやとり橋を渡って折り返す。
裾花橋の手前まで来たときに、
右のふくらはぎにずきんと痛みが来たのだった。
持病の腰痛がおさまってきたかと思ったら、またやっちまった。
もう何度も繰り返しているから、しょげる気分にもならない。
スローダウンして自宅まで戻った。
シャワーを浴びて、友だちの営む整骨院へ行く。
ベッドにうつ伏せになって診てもらえば、軽い肉離れだという。
思い返せばここ数年、夏になると、膝、腰、足が痛くなる。
寒さで体がこわばる冬ならともかく、
暑い夏になんでかなあ?
尋ねてみれば、一日冷房の中にいるからかもと返ってきた。
たしかに年を取るごとに、
人工の冷気がこたえるようになっている。
この時期、電車やスーパーの中にいると、鳥肌が立つこともある。
仕事場もなるべくエアコンは入れたくないけれど、
お客さん商売だとそうも言っていられない。
おまけに夏場は、Tシャツ一枚に、脛の覗いたタイパンツに
サンダルといういで立ちだから、
すすんで体を冷やしてるようなものだった。
電気を当てて氷で冷やして、薬を塗って、
テープでぐるぐる巻いてもらった。
走るのはもとより、歩くのも自重しなくてはいけない。
はしご酒の徘徊は要注意なのだった。
友だちに見られたら、酔ってぶつけたんですか?
どうせそう聞かれるに決まっている。なさけないことだった。