最後の演奏会に。
2024年10月25日
へこりと at 10:22 | Comments(2)
神無月 6
自宅を出て、善光寺の仲見世の通りを横切って、
西之門町の通りを下っていくと、馴染みのイタリアンの
店が在る。
店が出来てほどなく通いだしたから、もう十五年の
付き合いになっている。食の細い身で、あまりたくさんの
料理が食べられない。いつもほど良い量のアラカルトを出して
もらっては、だらだらワインを飲んでいる。使い勝手の好い
店が近所に在るのは、まことにありがたいことだった。
その店のご主人夫婦の娘さんが、中学校で吹奏楽部に
入っている。今年三年生になり、この十月に最後の
定期演奏会があったのだった。まだお母さんのお腹の中にいた
ときから知っている。もう中学三年生かあ。子供の成長は早い
ものだなあ。
十月最初の土曜日、仕事をさぼってホクト文化ホールまで
聴きに出かけた。昼どき、長野駅の東口を出て会場に着くと、
入り口には親御さんやら孫の晴れ舞台を観に来た
年配のかたや、友だちと思われる子供たちが大勢いる。
折よく娘さんのお母さんと遭遇して、演奏ぶりの良く見える
席に落ちつけた。わが母校でもあるこの中学校の吹奏楽部は、
毎年コンクールで優秀な成績を収めている。久しぶりに
音色を耳に出来るのは楽しみなことだった。
ぜんぶで二十九名の子供たちがステージに現れて、
コンクールの課題曲に自由曲、ワーグナーの行進曲と続いて
いく。娘さんのフルートの音色を聴き逃さぬよう、真剣な
まなざしで演奏している姿を見ていたら、立派になったなあと、
その成長ぶりがしみじみ伝わってきた。休憩をはさんだ第二部では、
それぞれのパートの独奏があったり、これで引退する三年生だけの
演奏があり、途中、一年生の子供たちが三年生の面々に感謝の
気持ちを伝えたときには、娘さんが両手で顔を覆って泣きだし
ちゃって、おじさんもついもらい泣きをしてしまった。
第三部では、みなさんそろいの赤いTシャツに着替えて、ディズニー
メドレーを演奏したり、マツケンサンバを踊り手付きで演奏したり、
アンコールに答えてくれて、賑やかに締めくくったのだった。
子供たちの健気な澄んだ音色に触れられて、温かく清々しい気持ちを
頂いたことだった。
秋澄むや子等の音色の余韻かな。
この記事へのコメント
それはそれは、いい演奏が聴けましたね。
中学生が奏でる音楽も、さぞかし楽しかったことでしょう。
中学生が奏でる音楽も、さぞかし楽しかったことでしょう。
Posted by 上穂悠生
at 2024年10月25日 21:26

柳中の吹奏楽、素人が聴いても
レベルが高いなあとわかります。
子供たちの澄んだ音色に聴き惚れました。
レベルが高いなあとわかります。
子供たちの澄んだ音色に聴き惚れました。
Posted by へこりと
at 2024年10月29日 10:28
