オリオンと北斗七星と
2012年02月05日
へこりと at 20:54 | Comments(0)
如月 二
今季の新酒を酌んでいる。
この冬は、冷え込みきびしく雪も降りつづく。
睡眠もままならず、仕込みに精をだすのは
酒造りの常とはいえ、たいへんなことと
蔵のみなさんに頭が下がる。
杯をかたむければ、一席交えた蔵の方々の
顔が思い浮かぶ。
川の町に蔵のある、十九のしらかば錦の純米は
瓶詰めをしてから、このごろ出荷されるまで
冷蔵庫で熟成されていたという。
かつてお世話になった醸造試験所の先生が、
星になっても見守っていると、
オリオン座を指差して、杜氏に言ってくれたという。
この酒のラベルには、そんないわれのオリオン座が
あしらってある。
封を切り窓を開ければ、
半分欠けた月の下、三ツ星を真ん中に
おおきくひかっている。
星を眺めながら酒を酌んだのは久しぶりのことだった。
冷えこんで晴れた日は、空気もきりっと透明になる。
冷気の星空をあおぎながら燗酒を酌むのも
冬の趣きと好い。
山の町に蔵のある北光正宗は、北斗七星にちなんで
つけられた銘柄という。
この蔵の杜氏は、26歳の跡取り息子さんがやっている。
大学を卒業してサラリーマンをしていたときに、
杜氏のおじさんにあたる人が先輩にいた。
気立ての穏やかなやさしい人で、
ずいぶんと世話になったものだった。
まだ日本酒に親しむ前のころで、
実家は飯山の酒蔵だと聞かされても、
ああ、そうなんですかと気にもとめなかった。
今ならまちがいなくただ酒のご提供期待して、
べったりくっ付くぐらい親しくしてしまう。
今はどこなにをしているのか、なつかしい。
杜氏に会ったら尋ねてみたい。
新酒をまだまだ楽しめるのは、寒い冬のよりどころと
ありがたい。

今季の新酒を酌んでいる。
この冬は、冷え込みきびしく雪も降りつづく。
睡眠もままならず、仕込みに精をだすのは
酒造りの常とはいえ、たいへんなことと
蔵のみなさんに頭が下がる。
杯をかたむければ、一席交えた蔵の方々の
顔が思い浮かぶ。
川の町に蔵のある、十九のしらかば錦の純米は
瓶詰めをしてから、このごろ出荷されるまで
冷蔵庫で熟成されていたという。
かつてお世話になった醸造試験所の先生が、
星になっても見守っていると、
オリオン座を指差して、杜氏に言ってくれたという。
この酒のラベルには、そんないわれのオリオン座が
あしらってある。
封を切り窓を開ければ、
半分欠けた月の下、三ツ星を真ん中に
おおきくひかっている。
星を眺めながら酒を酌んだのは久しぶりのことだった。
冷えこんで晴れた日は、空気もきりっと透明になる。
冷気の星空をあおぎながら燗酒を酌むのも
冬の趣きと好い。
山の町に蔵のある北光正宗は、北斗七星にちなんで
つけられた銘柄という。
この蔵の杜氏は、26歳の跡取り息子さんがやっている。
大学を卒業してサラリーマンをしていたときに、
杜氏のおじさんにあたる人が先輩にいた。
気立ての穏やかなやさしい人で、
ずいぶんと世話になったものだった。
まだ日本酒に親しむ前のころで、
実家は飯山の酒蔵だと聞かされても、
ああ、そうなんですかと気にもとめなかった。
今ならまちがいなくただ酒のご提供期待して、
べったりくっ付くぐらい親しくしてしまう。
今はどこなにをしているのか、なつかしい。
杜氏に会ったら尋ねてみたい。
新酒をまだまだ楽しめるのは、寒い冬のよりどころと
ありがたい。