ぼっちりと
2011年04月17日
へこりと at 11:44 | Comments(2)
卯月 五
べじた坊さんでひとり飲みをした。
昨年初めて伺ってから、すっかり馴染みの店になっている。
つまみの量が多くて美味しいことと、
酒の品揃えが充実していることと、
店を営む殿方二人の、歯に衣着せぬ裏話がおもしろく、
足を運んでいる。
駅前に用事があり、出かけたついでに寄った。
扉を開ければ本日の口開けさんで、
カウンターでゆっくりと腰をすえると気合いが入る。
いつものように黒ラベルを頼み、カウンター越しに
石垣さんと乾杯をする。
小鉢ふたつ出てくれば、独活のきんぴらとホタルイカで
飲み屋のお通しにも春を感じることとなる。
山菜の天ぷらも頼み、日本酒を酌む。
この頃は友だちの酒屋の峯村君からも
酒を仕入れてくれるのがありがたい。
宮城の新澤さんの愛宕の松の本醸造を口にすれば
一升二千円のわりにずいぶんと旨い。
余震のたびに傾いている蔵での出荷作業も
もうじき終わるという。
新しく蔵を建て直すのか、廃業している他の蔵を借りるのか、
前途多難な先行きに、
すこしづつ道行きが見えてくれることを願う。
この店の数ある銘柄の中での気に入りは
土佐しらぎくで、この日は特別純米の ぼっちり を頂いた。
しらぎくに共通の、程よい軽さの澄んだ味わいが今夜も美味しい。
これで一升二千三百円というから、
これもまた安くて旨いと感心をした。
三重の酒に切り替えて筍のさしみを頼めば、
今夜の肴は春づくしとなり杯がすすむ。
ふたたび ぼっちりに戻り、石垣さんと酌み交わす。
ぼっちりは、土佐の言葉でちょうど良いという意味だという。
おだやかな丸い響きがいい。
ぼっちりとした暮らしをしています。
そんな隠居じいさんのような台詞が言える心もちで
春を過ごしたい。

べじた坊さんのホームページから拝借。
べじた坊さんでひとり飲みをした。
昨年初めて伺ってから、すっかり馴染みの店になっている。
つまみの量が多くて美味しいことと、
酒の品揃えが充実していることと、
店を営む殿方二人の、歯に衣着せぬ裏話がおもしろく、
足を運んでいる。
駅前に用事があり、出かけたついでに寄った。
扉を開ければ本日の口開けさんで、
カウンターでゆっくりと腰をすえると気合いが入る。
いつものように黒ラベルを頼み、カウンター越しに
石垣さんと乾杯をする。
小鉢ふたつ出てくれば、独活のきんぴらとホタルイカで
飲み屋のお通しにも春を感じることとなる。
山菜の天ぷらも頼み、日本酒を酌む。
この頃は友だちの酒屋の峯村君からも
酒を仕入れてくれるのがありがたい。
宮城の新澤さんの愛宕の松の本醸造を口にすれば
一升二千円のわりにずいぶんと旨い。
余震のたびに傾いている蔵での出荷作業も
もうじき終わるという。
新しく蔵を建て直すのか、廃業している他の蔵を借りるのか、
前途多難な先行きに、
すこしづつ道行きが見えてくれることを願う。
この店の数ある銘柄の中での気に入りは
土佐しらぎくで、この日は特別純米の ぼっちり を頂いた。
しらぎくに共通の、程よい軽さの澄んだ味わいが今夜も美味しい。
これで一升二千三百円というから、
これもまた安くて旨いと感心をした。
三重の酒に切り替えて筍のさしみを頼めば、
今夜の肴は春づくしとなり杯がすすむ。
ふたたび ぼっちりに戻り、石垣さんと酌み交わす。
ぼっちりは、土佐の言葉でちょうど良いという意味だという。
おだやかな丸い響きがいい。
ぼっちりとした暮らしをしています。
そんな隠居じいさんのような台詞が言える心もちで
春を過ごしたい。
べじた坊さんのホームページから拝借。
この記事へのコメント
こんばんは~。
やっと甑倒しです(笑)
飲みに行きましょう!!(笑)
やっと甑倒しです(笑)
飲みに行きましょう!!(笑)
Posted by 八代目蔵元 at 2011年04月19日 21:32
美由紀さん、ご苦労様でした。
今年の十九が楽しみです^^
足、アルコール消毒で早く
治してください。
飲みにいきましょ!^^
今年の十九が楽しみです^^
足、アルコール消毒で早く
治してください。
飲みにいきましょ!^^
Posted by へこりと
at 2011年04月19日 22:11

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