酌処 ひ魯ひ魯にて
2011年01月18日
へこりと at 13:34 | Comments(0)
睦月 十
雪がすくなくて過ごしやすいですね。
ついこの間までそんなことを言っていたのに
降り出したら連日連夜止むことがなく
雪かきに追われた。
細かい雪がまんべんなく降りつづいた日
訪ねてくる方もなくお茶をひいていた。
天気の様子にはかなわない。
仕事の後、雪の降りが少なくなったのを見計らい
ひ魯ひ魯さんまで足を運んだ。
わだかまりごとを胸に抱え、気持ちと時間を持て余しがちなとき
たいていどこかの飲み屋へ出かけては、
愛想のいい御主人や女将さん相手にほろほろ酔っては
気をそらしていた。
年明けて、今年はもうすこし、
ひとりの時間をゆっくりていねいにときめたから
夜の冷え込みのきびしさも手伝って、
家酒酌んで過ごす日がつづいていた。
歩いているうちに雪の降りがまたつよくなり、
真っ白になりながらようやく着いた。
雪を払って店に入り、
ひろしさんとやすこさんとからさわ君に
おくればせながらの新年の挨拶をする。
カウンターに座ってビールでひと息ついていたら
やすこさんがカセットコンロを持ってきて
本日はひとり鍋でございますと言い、
ほどなくひとり分にはでかすぎる鍋を火にかける。
肉だんごと野菜のたくさん入ったキムチ鍋で、
寒い日に体のあたたまる辛い鍋はありがたい。
ひろしさんが、これ、利いてみて下さいと、
一本、四合瓶の栓を抜いてくれる。
お店に来るお客さんに頂いたと言い、
ラベルを見たら北陸の聞いたことのない蔵のものだった。
これは楽しみと早速口にしてみたら、
なかなかきびしい味で、う~むと思わずうなってしまう。
広島の銘酒があるという言葉に気を取り直し、
からさわ君は以前広島の料理屋で修行をしていたから
その縁で広島の酒屋さんから取り寄せたのだという。
呉の土井鉄 いさましい杜氏の名前の銘柄は
名前とはうらはらに、きめの細かいきれいな味で
飲み飽きせずすいすいいける。
この蔵の酒はやっぱりいいねえ。
感心して言い合いながら味わった。
ときおり手の空いたひろしさんと仕事の話などしながら
盃を重ねる。
自分の思うような形で仕事をするのは、
なかなか難しいことだという台詞に
いろんなお客さんを相手にする苦労がうかがえる。
他人との距離のとりかたもいろいろで、
他人の絡み、いろんなことがあるものという話しになる。
鍋の締めの雑炊までしっかりいただいて
すっかりお腹がいっぱいになり、好く食べてよく飲んだ。
この寒さがつづくうちに、
気持ちを内側に籠めた暮らしを出来るようにと思う。

雪がすくなくて過ごしやすいですね。
ついこの間までそんなことを言っていたのに
降り出したら連日連夜止むことがなく
雪かきに追われた。
細かい雪がまんべんなく降りつづいた日
訪ねてくる方もなくお茶をひいていた。
天気の様子にはかなわない。
仕事の後、雪の降りが少なくなったのを見計らい
ひ魯ひ魯さんまで足を運んだ。
わだかまりごとを胸に抱え、気持ちと時間を持て余しがちなとき
たいていどこかの飲み屋へ出かけては、
愛想のいい御主人や女将さん相手にほろほろ酔っては
気をそらしていた。
年明けて、今年はもうすこし、
ひとりの時間をゆっくりていねいにときめたから
夜の冷え込みのきびしさも手伝って、
家酒酌んで過ごす日がつづいていた。
歩いているうちに雪の降りがまたつよくなり、
真っ白になりながらようやく着いた。
雪を払って店に入り、
ひろしさんとやすこさんとからさわ君に
おくればせながらの新年の挨拶をする。
カウンターに座ってビールでひと息ついていたら
やすこさんがカセットコンロを持ってきて
本日はひとり鍋でございますと言い、
ほどなくひとり分にはでかすぎる鍋を火にかける。
肉だんごと野菜のたくさん入ったキムチ鍋で、
寒い日に体のあたたまる辛い鍋はありがたい。
ひろしさんが、これ、利いてみて下さいと、
一本、四合瓶の栓を抜いてくれる。
お店に来るお客さんに頂いたと言い、
ラベルを見たら北陸の聞いたことのない蔵のものだった。
これは楽しみと早速口にしてみたら、
なかなかきびしい味で、う~むと思わずうなってしまう。
広島の銘酒があるという言葉に気を取り直し、
からさわ君は以前広島の料理屋で修行をしていたから
その縁で広島の酒屋さんから取り寄せたのだという。
呉の土井鉄 いさましい杜氏の名前の銘柄は
名前とはうらはらに、きめの細かいきれいな味で
飲み飽きせずすいすいいける。
この蔵の酒はやっぱりいいねえ。
感心して言い合いながら味わった。
ときおり手の空いたひろしさんと仕事の話などしながら
盃を重ねる。
自分の思うような形で仕事をするのは、
なかなか難しいことだという台詞に
いろんなお客さんを相手にする苦労がうかがえる。
他人との距離のとりかたもいろいろで、
他人の絡み、いろんなことがあるものという話しになる。
鍋の締めの雑炊までしっかりいただいて
すっかりお腹がいっぱいになり、好く食べてよく飲んだ。
この寒さがつづくうちに、
気持ちを内側に籠めた暮らしを出来るようにと思う。
