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桜とおでんと。

2025年04月22日

 へこりと at 07:28 | Comments(2)

卯月 6

須坂市の桜の名所百選の、臥竜公園の桜が見頃を迎えたという。
電車に乗って行けば、小学校に中学校、村山橋の河川敷、沿線の
あちこちにも見頃の桜があって、目を楽しませてくれる。
駅を出て、ひと気のない坂道を上がっていく。須坂高校の
桜を見上げて、その先の小山小学校の桜並木を見上げて着くと、
わんさかたくさんの花見客で賑わってる。
竜が池のまわりの桜並木はまさに見頃で、公園を華やかに彩っていた。
池では足漕ぎボートに乗って回っている人たちもいて、なんとも
長閑なことだった。
桜の季節になると、池のまわりにはおでん屋が軒を連ねる。
どこの店も商売繁盛、たくさんのお客が、店内や外の縁台でおでんを
ほおばっていた。池をまたがる橋のそばの小泉屋に入ったら、感じの
好いおばちゃんが迎えてくれた。店内のテーブルに落ちついて、
おばちゃんの、おでんいかがですか~の声を聞きながら、
おでんを一皿、スーパードライを飲みながら。
ゆっくり桜を眺めてから、近くの須坂版画美術館に向かった。
小さな美術館ながら、目を引かれる所蔵品を抱えていて、久しぶりに
拝見しようと思ったのだった。
道すがらの野球場の桜並木も満開で、眺めながら、百々川の橋を
渡って行ったら、この日は展示作品入れ替えのために臨時休業と
あってふられた。
来た道を引き返して、再び公園の桜を眺めてから、
坂道を下って、須坂クラシック美術館の門をくぐった。昔の資産家の
古い屋敷をそのまま美術館として使っていて、季節に合わせた
古い着物の展示をしているのだった。
この日は銘仙という昔の女性が着ていた鮮やかな模様の着物が
いくつか展示されていた。
清潔な古い屋敷の中で当時のお召し物に向き合うと、気持ちが
静かに落ち着いてくるのだった。
小さな須坂の町なかは、ひと気もなくいつも閑散としている。
それでも訪ねてくるたびに、ほっとできる雰囲気がある。
新緑の頃に訪ねてみたいことだった。
帰りの電車でうとうと寝ていたら、長野附属中学校の
子供たちがわっと乗り込んできて、とたんに賑やかな声で
いっぱいになる。穏やかな春の景色に、子供たちの明るい
笑顔は、まことに似合うことだった。

客寄せの声伸びやかに花見酒。

桜とおでんと。






この記事へのコメント
須坂は前のとおり、すべからく坂の街。
いそいそと、駅から臥竜公園まで歩いて行くだけで、風情がありますね。
最近は、重要伝統的建造物群保存地区なる難しい名前に指定されて。
ようは、昔ながらの面影を残している街ということかな。
Posted by 上穂悠生上穂悠生 at 2025年04月22日 20:39
須坂は静かで風情があって好い町だよね。
養蚕で栄えた頃の面影が残っているし。
電車で20分、また新緑の臥竜公園を
訪ねたいですわ。
Posted by へこりとへこりと at 2025年04月23日 12:12
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