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#壁を撮る人

2023年02月14日

 へこりと at 16:03 | Comments(0)

如月 4

出かけるとき、カメラをぶら下げていく。
遠く近く、目に留まった景色を写真に収めている。
毎朝、近所の善光寺に参拝している。
道すがら、彼方の清掃工場の、煙たなびく眼下の町なみを
撮ったり、参拝客まばらな石畳の参道を撮ったり、
開店間際の土産物屋の店先を撮ったり、
おなじ景色を何度となく撮っていても飽きることがない。
暮らしに馴染んだ景色には、尽きぬ心地好さがあるのだった。
暇つぶしにパソコンを開いてNHKプラスを覗いたら、
「#壁を撮る人」という番組が有った。
壁の写真ばかりを撮っている女性の話だった。
歳の頃は二十代半ばから後半か。クリーニング店で
働くかたわら、休日になるとカメラをぶら下げて、
暮らしている長崎の町の、ビルや家屋の壁を撮っている。
以前大阪に旅行したときに、華やかな都会の建物に
圧倒されて、気がついたら建物の写真ばかりを撮っていた。
それが壁を撮るきっかけになったという。
アスパラというペンネームでツイッターとインスタグラムで
作品を公表していて、人気を集めているのだった。
プロの写真家がフォローしたり、地元の塗装会社の広告の
依頼を受けているという。
使っているのはオリンパスかな。
顔は映らなかったものの、町なかでカメラを構える姿を
観たら、華奢な透明感のある雰囲気のかただった。
番組を見終えて、ツイッターを覗いたら、壁の写真が
無言のコメントのまま、ずらっと並んでいる。
カメラを使うようになってから、いろんなかたの作品が
目に触れるようになった。
羽ばたいている鳥や走っている犬や猫の写真を見ては、
素早い動きを上手に捉えるなあと感心したり、
壮大な雪山や大海原の写真を見ては、
厳しい環境をものともせずにすごいなあと感心したり、
家族の写真を目にしたときは、
愛する思いが写真からにじみ出ていて、温かい
気持ちになったりと、その時々の印象がある。
でもまさか壁とはねえ。
たかが壁、されど壁。見入ってしまったのだった。
カメラを使い始めて十年。まだまだ目の付けどころが
あるのだなあと、気づかせていただいた。
以来、外出するたびに、まわりの壁ばかり気になって
しょうがないのだった。

冬景色遠く近くと切り撮って。

#壁を撮る人



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