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近所で休日を

2022年03月01日

 へこりと at 08:04 | Comments(0)
弥生 1

休日、カーテンを開けたら粉雪の朝だった。
たいした降りではなかったから、散歩に出た。
通勤通学の人とすれちがい、裾花川沿いの
土手を歩いていけば、川音の響きが高く、
朝の光も増して、春の気配が感じられる。
清々と気持ちよく、8キロ余りの道のりを歩いた。
帰宅して近所の郵便局へ出向いて、
確定申告の書類を税務署へ送り、税金を納めた。
毎年この時期、申告の書類を作るたびに、
この程度の稼ぎで、よくもまあ、
あれだけ飲み屋に散財できたものと
我ながら感心している。こんなときだけ
男やもめの身軽さが、ありがたいことだった。
郵便局をでると、雪の降りがつよくなってきた。
今日は近所で過ごすと決めて、そのまま
県立美術館へ足を運んだ。
下諏訪町出身の松沢侑の作品展が
開かれているのだった。
初めて名前を知ったかたの作品は、絵画に
立体的なオブジェに散文と、自身の内面を
抽象的な形であらわしている。なんとなく、
作品へのよりどころを見いだせないまま、あとにした。
地下のギャラリーでは、近隣の小中学生の描いた、
善光寺の作品展をやっていた。
おなじ境内を描いていても、それぞれの
個性が感じられ、
ほう、こういう視点で捉えたかと、
子供たちの豊かな感性に感心をした。
美術館を出て、降りやまぬ雪の中、
善光寺仲見世の蕎麦屋、丸清の暖簾をくぐる。
枝豆をつまみにビールを飲みだせば、
となりの中年のカップルの会話が聞こえてくる。
そやさかい~、の台詞に、関西か北陸からの
観光客とうかがえて、
金沢に暮らす友だちを思い出す。
今年は会いに行く予定なんだけど、
いつまでも収まらぬコロナが恨めしい。
そのかたたちが店を出てほどなく、
若いカップルが入ってきた。
大学生かな。もう春休みになったのかな。
二人ともきれいな顔立ちをしていて、
男の子は天ぷら蕎麦、女の子はとろろ蕎麦を注文した。
蕎麦が運ばれてくると、戸田恵梨香似の女の子は、
長い髪をうしろで結び、手を合わせ、
いただきますとお辞儀をして食べ始めた。
きちんとした姿に、
親御さんは良い育てかたをされていると眺めた。
蕗味噌とブリの照り焼きで燗酒を2本。
もりで締めて店を出れば、雪が小降りになっている。
酔いざましにひとまわり歩いていれば、
目の前を、帰宅途中の城山小学校の子供たちが
歩いていく。
にぎやかな声と笑顔を眺めていれば、
子供たちががまんをせず、のびのび暮らせる日常が、
はやく戻りますように。
つくづく思ってしまうのだった。

そやさかい税金納め春きざす。

近所で休日を




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