旬がつかめず。
2021年10月13日
へこりと at 14:57 | Comments(0)
神無月 2
十月も半ばとなるのに、日中夏場のような陽気がつづく。
Tシャツ一枚で動いていても、
じんわり汗をかいてくる。
それでいて、朝晩の冷え込みは日ごと増している。
早朝の散歩にシャツ一枚の短パン姿で外へ出れば、
思わず鳥肌が立つ。
晩酌で酔いつぶれ、毛布もかけずにうたた寝をしていると、
寒さで目が覚める。
一日の寒暖の差に、体調をくずさぬように
気をつけなくてはいけない。
近所の肉屋に出かけたら、見るからにうまそうな、
大ぶりの真っ赤なトマトがあった。
酒のつまみに買ったら、
見た目にたがわず、甘く熟した味で美味しい。
トマトといえば、夏が旬。
この夏はほぼ毎日のように食べていた。
ところが調べてみたら、
春や、秋から冬の空気の乾燥するときが、
いちばん味がのるというのだった。
今は一年中いろんな野菜が食べられる。
食生活に、たいして気を使っているわけでは
ないけれど、旬の外れた野菜を食べるのは
なんとなく気が引けて、
この頃は、トマトもあまり食べなくなっていた。
旬はまだまだつづくと知って、
トマト好きの身には、なんともうれしいことだった。
ぶどうを作っている友だち夫婦がいる。
気温が上がってほしい八月に
長雨が降り、そのあとも陽気が回復せず、
ぶどうの糖度が上がらないと嘆いていた。
遅れに遅れて、この頃になって、
ようやく出荷のめどがついたという。
春夏秋冬、一年を通して気候の読めない日が多い。
温暖化もあって、野菜や果物の旬が、
昔と変わってくるかもしれない。
農作業をするかたがたの、気苦労が
うかがえるのだった。