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夢見悪くて

2021年09月25日

 へこりと at 09:04 | Comments(0)
長月 7

母をかかりつけの病院へ連れて行った。
入居している施設に送り届けて帰ってきたら、
自宅が消えている。
となりの権田さんちも、
向かいの松木さんちもなくなって、
あたり一面の更地に唖然とした。
作業着姿の男たちがいたから問い詰めたら、
重機でぜんぶ壊したという。
頭にきて、110番をしたところで目が覚めた。
夢でよかった。心底ほっとしたのだった。
寝ぼけた頭で、
なんでこんな夢をと考えたら、
思い当たる節がある。
前日の昼間、仕事がひまで、
外に出て日向ぼっこをしていた。
目の前の我が家を見上げて、もう二十年かあと、
建てた当時のことを思いだしたのだった。
一階が仕事場で、二階が住まいの我が家は、
母の友だちの建築士さんによるもので、
ほぼお任せで建てていただいた。
完成相成って、いざ住みはじめたら、
電気のスイッチの配置やら、台所と茶の間の
間取りやら、トイレの位置やら、
どうも不便でいけない。
事前に設計図を見せてもらったものの、
素人には、使い勝手のことまで見通せない。
いちばん困ったのは、台所と茶の間の出窓だった。
冬になると結露がひどくて、毎朝乾いたぞうきんで、
窓いっぱいの水滴を拭く羽目になった。
そのうちに、窓際の壁にかびが出てきて、
黒ずみが年々大きくなってきた。
もう駄目だとあれこれ調べて、
窓の内側にもうひとつ窓を付けたら、
ようやく事なきを得たのだった。
そんな不便を思い出したのが、
更地にして建てかえる、こたびの夢につながったか。
もう二十年付き合ってきた不便さを、
今さら気にしても仕方がない。
夢見の悪さに気持ちを乱すより、
よほどましなことだった。
布団から出て窓の外を見たら、
西の空に夕べの中秋の満月が、
まだ浮かんでいた。
明けがたのしずかな景色に、
気持ちもようやく落ち着いた。
そういえば、仕事場と茶の間のエアコンも、
建てたときにつけたから、
おなじ年月が経っている。
そろそろ買い替えどきかなと、
ちらっと頭によぎったものの、とぼしい稼ぎの折り、
考えないこととした。

夢見悪くて








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