日日是好日
2018年11月25日
へこりと at 15:45 | Comments(0)
霜月 5
先日、森下典子さん原作の「日日是好日」を観た。
お茶にまつわる物語で、
主人公の典子を黒木華さんが、
お茶の武田先生を、
先ごろ亡くなった、樹木希林さんが演じている。
二十歳の女子大生典子は、母のすすめで、
近所に住む武田先生に、お茶を習うことになる。
たくさんの細かい作法に戸惑いながら、
お点前をする日がつづくのだった。
仕事や恋愛の挫折、父親との突然の別れ、
年月をかさねていく中で、
つらいことや悲しいことに見舞われる。
それでも、お茶をつづけたことがよすがとなって、
穏やかに、自分を見出せることができたのだった。
この歳になると、
あらかた己の出来ばえも見えてきて、
まあこの程度の人間ですわとあきらめがつく。
昔に比べて、
身の回りの、細かな季節の移ろいに
目を留めるようになったのも、
あきらめて、
気持ちにゆとりができたせいかもしれない。
日々の暮らしぶりとかさねて観たのだった。
黒木華さんの、すこし黒目が寄りがちの,
さっぱりとした顔を観ていたら、
以前結婚していたときの連れ合いを思い出した。
すこし面影が似ているのだった。
ふだんはおとなしくて寡黙なのに、
怒り出すとこわい人だった。
酒を飲みすぎて帰った翌朝は、
この酒飲みのおかげで、
どれだけ迷惑をこうむっているかと
きつくにらまれて、
とうとうと説教されたものだった。
黒木華さんも起こるとこわいんですかね。
映画を観ながら、
ようでもないことを思ってしまった。
次の日、原作を買おうとアマゾンを開いたら、
あなたはこの本を、
2010年8月に注文していますと出た。
へっ?そうだっけ?
本棚を探しても見当たらず、
読んだあと、誰かに貸したのか思い出せない。
記憶力のわるさにあきれて、
再びポチっとしたのだった。

先日、森下典子さん原作の「日日是好日」を観た。
お茶にまつわる物語で、
主人公の典子を黒木華さんが、
お茶の武田先生を、
先ごろ亡くなった、樹木希林さんが演じている。
二十歳の女子大生典子は、母のすすめで、
近所に住む武田先生に、お茶を習うことになる。
たくさんの細かい作法に戸惑いながら、
お点前をする日がつづくのだった。
仕事や恋愛の挫折、父親との突然の別れ、
年月をかさねていく中で、
つらいことや悲しいことに見舞われる。
それでも、お茶をつづけたことがよすがとなって、
穏やかに、自分を見出せることができたのだった。
この歳になると、
あらかた己の出来ばえも見えてきて、
まあこの程度の人間ですわとあきらめがつく。
昔に比べて、
身の回りの、細かな季節の移ろいに
目を留めるようになったのも、
あきらめて、
気持ちにゆとりができたせいかもしれない。
日々の暮らしぶりとかさねて観たのだった。
黒木華さんの、すこし黒目が寄りがちの,
さっぱりとした顔を観ていたら、
以前結婚していたときの連れ合いを思い出した。
すこし面影が似ているのだった。
ふだんはおとなしくて寡黙なのに、
怒り出すとこわい人だった。
酒を飲みすぎて帰った翌朝は、
この酒飲みのおかげで、
どれだけ迷惑をこうむっているかと
きつくにらまれて、
とうとうと説教されたものだった。
黒木華さんも起こるとこわいんですかね。
映画を観ながら、
ようでもないことを思ってしまった。
次の日、原作を買おうとアマゾンを開いたら、
あなたはこの本を、
2010年8月に注文していますと出た。
へっ?そうだっけ?
本棚を探しても見当たらず、
読んだあと、誰かに貸したのか思い出せない。
記憶力のわるさにあきれて、
再びポチっとしたのだった。