秋深まって。
2018年11月11日
へこりと at 15:18 | Comments(0)
霜月 2
休日の朝、長野市上松の昌禅寺へ出かけた。
隠れた紅葉の名所は、まだ青みの残る葉もあって、
見ごろには少し早かった。
野暮用を済ませた夕方、電車に乗って、
上田の城跡公園まで出かけた。
こちらもまた、盛りの景色には早かったものの、
櫓やお堀のまわりに、赤に黄色、
秋の色が満ちていた。
テニスコートからひびく、
ボールの音と学生たちの声を聞きながら、
お堀の中のもみじを眺めた。
今年の紅葉は、思いのほか色のりが好い。
善光寺の境内や、うしろに構える里山も、
鮮やかな景色になっている。
善光寺を抜けて、雲上殿への坂道を上がっていくと、
今しがた見上げてきたばかりの、
善光寺界隈の紅葉が、
朝の柔らかい空気に映えている。
雲上殿のお墓の向こうの紅葉を眺め、
坂を下りていくと、
眼下に建つ長野西高校から、
吹奏楽の演奏が聞こえてきた。
軽快なマーチを聞きながら紅葉を眺めるのも、
なかなかに好いものだった。
往生地のりんご畑には、たくさんの赤い実が
そそるようにぶら下がっていた。
秋の深まりを感じながら、
善光寺まで戻ったのだった。
1日おいて、ふたたび昌禅寺を訪ねたら、
木々の赤みが増していた。
先客のおじさんは、三脚を立ててじっくりと、
門を背景にもみじをカメラに納めていた。
黒いだぼだぼのジャージを着た男の人が、
大きな白い犬を連れてやってきた。
坊主頭で目つきがするどく、
てっきりそのスジの人かと見ていたら、
そのまま庫裏の中に入って行って、
この寺の御住職だとわかった。
いつも拝観料も払わずに、
境内にお邪魔させてもらっているのに、
失礼なかん違いをしてしまった。
あと10日もすれば、朝晩の寒さもきつくなり、、
初冬の気配を感じることとなる。
短い秋の日を、もう少し愛でていたいのだった。

休日の朝、長野市上松の昌禅寺へ出かけた。
隠れた紅葉の名所は、まだ青みの残る葉もあって、
見ごろには少し早かった。
野暮用を済ませた夕方、電車に乗って、
上田の城跡公園まで出かけた。
こちらもまた、盛りの景色には早かったものの、
櫓やお堀のまわりに、赤に黄色、
秋の色が満ちていた。
テニスコートからひびく、
ボールの音と学生たちの声を聞きながら、
お堀の中のもみじを眺めた。
今年の紅葉は、思いのほか色のりが好い。
善光寺の境内や、うしろに構える里山も、
鮮やかな景色になっている。
善光寺を抜けて、雲上殿への坂道を上がっていくと、
今しがた見上げてきたばかりの、
善光寺界隈の紅葉が、
朝の柔らかい空気に映えている。
雲上殿のお墓の向こうの紅葉を眺め、
坂を下りていくと、
眼下に建つ長野西高校から、
吹奏楽の演奏が聞こえてきた。
軽快なマーチを聞きながら紅葉を眺めるのも、
なかなかに好いものだった。
往生地のりんご畑には、たくさんの赤い実が
そそるようにぶら下がっていた。
秋の深まりを感じながら、
善光寺まで戻ったのだった。
1日おいて、ふたたび昌禅寺を訪ねたら、
木々の赤みが増していた。
先客のおじさんは、三脚を立ててじっくりと、
門を背景にもみじをカメラに納めていた。
黒いだぼだぼのジャージを着た男の人が、
大きな白い犬を連れてやってきた。
坊主頭で目つきがするどく、
てっきりそのスジの人かと見ていたら、
そのまま庫裏の中に入って行って、
この寺の御住職だとわかった。
いつも拝観料も払わずに、
境内にお邪魔させてもらっているのに、
失礼なかん違いをしてしまった。
あと10日もすれば、朝晩の寒さもきつくなり、、
初冬の気配を感じることとなる。
短い秋の日を、もう少し愛でていたいのだった。