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秋の彼岸に

2018年09月26日

 へこりと at 14:30 | Comments(0)
長月 4

秋の彼岸、
菩提寺の寛慶寺まで出かけた。
早朝のひと気のない墓地で、
祖父母と父の眠る墓に手を合わせた。
父が亡くなって一年半。
四十九日に新盆に一周忌と、
ばたばた過ごしたのが、ずいぶん前のことのようだった。
亡くなったのち、
生前見せなかった家族への想いが、身に染みることとなり、
つくづくありがたいことと思う。
祖母が亡くなったのは、小学校一年生のときだった。
共働きの両親に変わって、
とてもかわいがってくれたから、
亡くなったときは、あまりの悲しさにわんわん泣いた。
それにひきかえ祖父に対しては、とくに思い入れがない。
こちらが生まれるはるか以前に亡くなったから、
記憶がまるでないのだった。
母の話によれば、百姓の地主をしていた人という。
馴染みの料理屋で、働き始めたばかりの祖母を見染めて、
お妾さんにした。
善光寺門前、東之門町に住まいを見つけて、
囲っていたのだった。
のちにそこへ母が養子に来て、
しばらくしてから父が婿養子に来た。
祖父がこの地を見つけなければ、
こうして、風情の有る門前町で暮らすことも叶わなかった。
血のつながらない祖父に、
感謝をしなくてはいけないのだった。
夏のはじめに亡くなった友だちがいる。
車とバイクが好きな人だった。
自宅の車庫には、
まだ形見のバイクが二台並んで置いてある。
大きなバイクが小さく見えるほど、
ゆったりと、体のでかい人だった。
自宅の前を通るたびに懐かしく思い出すのだった。
午後、西町の西方寺まで,墓参りに出かけることにする。
歴史の有る家系の友だちで、
夏にお参りに来たら、墓地にもそれ相応の年季が入っていた。
久しぶりに訪れたら、墓石のまわりに玉石が敷かれ、
すっきりと整地されて、見栄えが良くなっていた。
誠叡院良譽慈弘陽照居士。
せいえいいんりょうよじこうようしょうこじ、でいいのかな。
古い墓石に刻まれた戒名は、
誠実で優しくて温かかった友だちにふさわしい。
こんな立派な戒名、もったいないですよ~。
あの世で、謙遜してる姿が目に浮かぶ。
偲んで手を合わせた。


秋の彼岸に








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