金沢へ
2018年04月28日
へこりと at 10:16 | Comments(0)
卯月 7
小雨降る中、金沢へ出かけた。
ひさしぶりに、大学時代の友だちと会うのだった。
友だちはこの冬、長らく勤めていた会社を辞めて、
老舗の料理屋の、経理の仕事に就いたという。
ではその料理屋で、昼飯を頂くことにした。
金沢駅を出て、西茶屋町をぶらついてから、
寺町の坂を上がると、料理屋「つば甚」が在る。
金沢でいちばん古い料理屋といい、
創業は、宝暦二年の1752年、加賀藩七代目藩主、
前田重煕(まえだしげひろ)のときだった。
伊藤博文や芥川龍之介、
三島由紀夫や山下清や吉田健一など、
たくさんの著名人が贔屓にしていたといい、
身分不相応な分際で、
ぜい沢なひとときを過ごさせていただいた。
手厚いもてなしに礼を述べて、町を歩けば、
ぐずついた天気に思いのほか観光客も少なく、
東茶屋町から、かつて友だちが住んでいた
浅野川沿いの辺りまで、ゆっくりと眺めた。
夕方、再会果たした友だちは、
ずいぶんと貫禄あるおじさんになっている。
道すがら、転職したわけを尋ねたら、
組織の中で、上司と部下のはざまに立って、
ストレスがたまっていたとわかる。
ストレスで太っちまったかあと、
ポッコリと出た腹を眺めた。
夜、馴染みの寿司屋へ招かれて、
つぎつぎと出てくる料理に圧倒されて、
寿司までたどり着けずに酔いつぶれた。
いくつになっても、まあ、いろんなことがある。
18歳で知り合ってから38年。
こうして無事に会えるのは、なによりのことだった。
金沢では毎年6月に、百万石祭りが開かれて賑わうという。
来年はまたその頃に。
約束をして、ひさしぶりの金沢を離れたのだった。

小雨降る中、金沢へ出かけた。
ひさしぶりに、大学時代の友だちと会うのだった。
友だちはこの冬、長らく勤めていた会社を辞めて、
老舗の料理屋の、経理の仕事に就いたという。
ではその料理屋で、昼飯を頂くことにした。
金沢駅を出て、西茶屋町をぶらついてから、
寺町の坂を上がると、料理屋「つば甚」が在る。
金沢でいちばん古い料理屋といい、
創業は、宝暦二年の1752年、加賀藩七代目藩主、
前田重煕(まえだしげひろ)のときだった。
伊藤博文や芥川龍之介、
三島由紀夫や山下清や吉田健一など、
たくさんの著名人が贔屓にしていたといい、
身分不相応な分際で、
ぜい沢なひとときを過ごさせていただいた。
手厚いもてなしに礼を述べて、町を歩けば、
ぐずついた天気に思いのほか観光客も少なく、
東茶屋町から、かつて友だちが住んでいた
浅野川沿いの辺りまで、ゆっくりと眺めた。
夕方、再会果たした友だちは、
ずいぶんと貫禄あるおじさんになっている。
道すがら、転職したわけを尋ねたら、
組織の中で、上司と部下のはざまに立って、
ストレスがたまっていたとわかる。
ストレスで太っちまったかあと、
ポッコリと出た腹を眺めた。
夜、馴染みの寿司屋へ招かれて、
つぎつぎと出てくる料理に圧倒されて、
寿司までたどり着けずに酔いつぶれた。
いくつになっても、まあ、いろんなことがある。
18歳で知り合ってから38年。
こうして無事に会えるのは、なによりのことだった。
金沢では毎年6月に、百万石祭りが開かれて賑わうという。
来年はまたその頃に。
約束をして、ひさしぶりの金沢を離れたのだった。