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戸倉上山田、しげの家さんで

2017年12月06日

 へこりと at 16:02 | Comments(0)
師走 1

美容師をしていた母は、今年85歳になる。
信州新町の手前、安庭にかつてのお弟子さんがいて、
店を構えている。
本業のかたわら畑仕事もしていて、
母の身を案じては、
ときどき、野菜を届けがてら来てくれるのだった。
師弟の間柄とはいえ、尽きぬ好意はありがたいこと。
たまにはお返しをということになり、
温泉へ招待することと相成った。
温泉へ行くなら、戸倉上山田のしげの家がいいと母が言う。
以前、遠方より友来たる折りは、いつも利用していた宿だった。
休日の午後、篠ノ井を抜け稲荷山を抜け向かう。
佐良志奈神社の前を過ぎ、三つ目の角を曲がっていくと、
笹屋ホテルの玄関前で、着物姿の女中さんたちが、
お客の来るのを待っていた。
その先の曲がり角の突き当り、上田館のとなりに、
しげの家の看板が見えたのだった。
ラウンジで抹茶のもてなしを受け、部屋に案内してもらう。
部屋数は全部で八つ。
ラウンジも部屋も、さっぱりと、落ち着いた佇まいが良い。
この日は泊り客が少ないという。
高齢の母のために、
大浴場のとなりの部屋を用意してくれて、ありがたかった。
部屋に荷物を置いて、久しぶりの温泉街を歩いてみた。
スナックの看板の並ぶ小路を抜けて、
高台の善光寺大本願別院まで上がってみる。
どんよりとした空の下、温泉街の間を、千曲川が鈍く流れている。
冬枯れの褪せた空気が、
盛りを過ぎた町の寂しさに輪をかけているのだった。
宿に戻って、夕飯前のひと風呂を浴びれば、
柔らかな湯の当たりが気持ち良い。
中庭の紅葉を眺めながら体を温めた。ラウンジで、
乾いた喉をエビスでうるおしていれば、
長湯の母たちも上がってきた。
目と舌を楽しませてくれる懐石料理を堪能しながら、
温泉の夜を楽しんだのだった。

戸倉上山田、しげの家さんで







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