古傷に
2016年01月14日
へこりと at 17:07 | Comments(0)
睦月 3
ときどき左の膝が痛くなる。
子供のころからのことで、付き合いが長い。
昨年の秋のおわりに、ジョギングをしていたら痛みが出た。
年末までのひと月、お医者通いをして、
ようやく痛みと腫れがおさまった。
年が明けてひさしぶりに、町をひとまわり走りに出たら、
なんのことはない、2キロも走らぬうちに、
ふたたび痛くなったのだった。
治療の甲斐もなく、おまけに膝をかばって歩いていたら、
腰まで痛くなる始末で、
新年早々、我が身のぽんこつぶりにへこんでしまった。
平日の夕方、父から電話が来た。
熱が下がらないから、お医者へ連れて行けというのだった。
一昨年から、すこしやっかいな病気を抱えていた。
常用している薬の副作用で、ときどき体調がおかしくなる。
かかりつけのお医者で診てもらったら、
くわしく検査をした方がよいという。
紹介状を書いてもらって、
翌日、おおきな病院へ行き、内科の待ち合いで、
順番が来るのを待った。
高校生のときに陸上部に入っていた。
左膝が痛くなり走れなくなったときに、
見かねた父に、医者に連れて行かれたことがある。
知人を介して、おおきな病院の外科の先生にお願いして、
診てもらうこととなった。
ところが、いそがしいところへ、
急な予定外の診察を頼まれて、先生の機嫌がわるい。
会うなりぞんざいな言葉づかいで父に文句を言うものだから、
それなら断ればいいのにと、気まずい思いになった。
結局診てもらったものの、
痛みの原因はわからず、病院をあとにした。
帰り道、ああいう態度のでかい大人にはなるなよと、
ひとこと父に言われたことを覚えている。
教訓めいたことを言われたのは、
よくよくそれっきりのことだったなと振り返り、
年々ちいさくなっていく親の姿を見ていると、
子供のころのやりとりなど思いだしてしまうのだった。

ときどき左の膝が痛くなる。
子供のころからのことで、付き合いが長い。
昨年の秋のおわりに、ジョギングをしていたら痛みが出た。
年末までのひと月、お医者通いをして、
ようやく痛みと腫れがおさまった。
年が明けてひさしぶりに、町をひとまわり走りに出たら、
なんのことはない、2キロも走らぬうちに、
ふたたび痛くなったのだった。
治療の甲斐もなく、おまけに膝をかばって歩いていたら、
腰まで痛くなる始末で、
新年早々、我が身のぽんこつぶりにへこんでしまった。
平日の夕方、父から電話が来た。
熱が下がらないから、お医者へ連れて行けというのだった。
一昨年から、すこしやっかいな病気を抱えていた。
常用している薬の副作用で、ときどき体調がおかしくなる。
かかりつけのお医者で診てもらったら、
くわしく検査をした方がよいという。
紹介状を書いてもらって、
翌日、おおきな病院へ行き、内科の待ち合いで、
順番が来るのを待った。
高校生のときに陸上部に入っていた。
左膝が痛くなり走れなくなったときに、
見かねた父に、医者に連れて行かれたことがある。
知人を介して、おおきな病院の外科の先生にお願いして、
診てもらうこととなった。
ところが、いそがしいところへ、
急な予定外の診察を頼まれて、先生の機嫌がわるい。
会うなりぞんざいな言葉づかいで父に文句を言うものだから、
それなら断ればいいのにと、気まずい思いになった。
結局診てもらったものの、
痛みの原因はわからず、病院をあとにした。
帰り道、ああいう態度のでかい大人にはなるなよと、
ひとこと父に言われたことを覚えている。
教訓めいたことを言われたのは、
よくよくそれっきりのことだったなと振り返り、
年々ちいさくなっていく親の姿を見ていると、
子供のころのやりとりなど思いだしてしまうのだった。
