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店がなくなって

2015年12月03日

 へこりと at 09:40 | Comments(0)
師走 2

このところ、毎日工事の音を聞きながら過ごしている。
近所のだんご屋のお宅がリフォームをしているのだった。
この春の、善光寺の御開帳をさいごに店じまいをして、
店舗部分を住居に改修をしている。
元気のいいおばさんがひとりで営んでいた。
もともと御夫婦二人で切り盛りしていた。
のちに、
旦那さんが女をつくって蒸発したと聞いたときは、
こんなちいさな町でも、
ドラマのような出来事があったのかと、
妙に感心してしまった。
通りを下った先に在る喫茶店も、
御開帳を最後に商いをやめた。
かつてこの場所には、長野市初の映画館が在った。
小学生のときに、火事を出してつぶれたあとに、
喫茶店ができたのだった。
年配の御夫婦が営んでいて、
ロートレックという名のとおり、
趣きのある建物の二階は画廊になっていて、
地元の作家の絵画の展示をしていた。
かつては、通りいっぱいに店が並んでいた町並みも、
蕎麦屋が二軒に、
酒屋と八百屋と葬儀屋と食堂が一軒づつ。
二年前に、
空家を改修して和菓子屋を始めた御主人が越してきて、
町にとっては、ひさしぶりのあたらしい店だった。
平日の午後、
近所に事務所を構える建築家のかたがやってきた。
若い男性を同行していて、
通り沿いの空き家を直して、
安い宿屋を開くと紹介された。しずかな町に、
人の流れが増えるのは好いことと挨拶をした。
日曜日、ロートレックの前に、
作業着姿のおじさんたちが集まって、
重機を積んだダンプが停まっていた。
更地にして、お決まりのとおり、
コインパーキングになるという。
見慣れた景色がまた消えるのは、さみしいことだった。

店がなくなって







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