おおきな病院で
2015年10月24日
へこりと at 15:46 | Comments(0)
神無月 10
日曜日、仕事をしていたら実家の母から電話があった。
おとうさんが具合をわるくしたから、
病院へ連れて行ってくれというのだった。
急いで飛んでいけば、青白い顔をした父が、
だるそうに、パジャマから背広に着替えていた。
明け方に吐き気がして目を覚ました。
熱が出て、お腹もこわれたという。
一年前、病気が見つかって治療をつづけている。
夏ごろから飲みはじめた薬の副作用で、
ときどき調子がわるくなるのだった。
かかりつけのおおきな病院へ行き、待っていれば、
寒気がするという。
看護師さんにお願いして、治療室のベッドに寝かせてもらったら、
すぐに寝息をたてはじめた。
病気を治すのも難儀なことと、痩せた顔を眺めた。
ベッドの脇に座っていれば、日曜日、
緊急医をたよりに、次から次へと人がやってくる。
向かいのベッドに運ばれたかたは、
ぱんぱんにふくれた腹に機械を当てられて、
ガスがたまっているなあと、
モニターを見ていたお医者が首をかしげている。
となりのベッドに寝ていた男性は、
歩いていたら車に引っかけられたといい、
レントゲン室に運ばれていった。
エスカレーターから転げ落ちたおばあさんに、
ラグビーの試合中に頭を打った男の子もやって来て、
青いシャツの看護師さんたちが飛びまわっている。
合い間に父も採血をして、レントゲンを撮ってもらい、
点滴をしてもらう。
交通事故にあったとなりの男性は、
奥さんが心配そうな顔でむかえに来た。
加害者のかたが待合室で待っていると、
看護師さんに聞かされると、
あっちもかわいそうなんだ、年寄りのじいさんだからと
逆に気遣っていた。
点滴が終わるころ、若いお医者がやって来て、
検査の結果は、とりあえず異状がないと言い、
明日もういちど内科で診てもらうこととなった。
秋晴れの穏やかな日曜日なのに、
災難にあうかたも手当てをするかたも、
みんな大変なことと、つくづく思ったのだった。

日曜日、仕事をしていたら実家の母から電話があった。
おとうさんが具合をわるくしたから、
病院へ連れて行ってくれというのだった。
急いで飛んでいけば、青白い顔をした父が、
だるそうに、パジャマから背広に着替えていた。
明け方に吐き気がして目を覚ました。
熱が出て、お腹もこわれたという。
一年前、病気が見つかって治療をつづけている。
夏ごろから飲みはじめた薬の副作用で、
ときどき調子がわるくなるのだった。
かかりつけのおおきな病院へ行き、待っていれば、
寒気がするという。
看護師さんにお願いして、治療室のベッドに寝かせてもらったら、
すぐに寝息をたてはじめた。
病気を治すのも難儀なことと、痩せた顔を眺めた。
ベッドの脇に座っていれば、日曜日、
緊急医をたよりに、次から次へと人がやってくる。
向かいのベッドに運ばれたかたは、
ぱんぱんにふくれた腹に機械を当てられて、
ガスがたまっているなあと、
モニターを見ていたお医者が首をかしげている。
となりのベッドに寝ていた男性は、
歩いていたら車に引っかけられたといい、
レントゲン室に運ばれていった。
エスカレーターから転げ落ちたおばあさんに、
ラグビーの試合中に頭を打った男の子もやって来て、
青いシャツの看護師さんたちが飛びまわっている。
合い間に父も採血をして、レントゲンを撮ってもらい、
点滴をしてもらう。
交通事故にあったとなりの男性は、
奥さんが心配そうな顔でむかえに来た。
加害者のかたが待合室で待っていると、
看護師さんに聞かされると、
あっちもかわいそうなんだ、年寄りのじいさんだからと
逆に気遣っていた。
点滴が終わるころ、若いお医者がやって来て、
検査の結果は、とりあえず異状がないと言い、
明日もういちど内科で診てもらうこととなった。
秋晴れの穏やかな日曜日なのに、
災難にあうかたも手当てをするかたも、
みんな大変なことと、つくづく思ったのだった。