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ふくろうの画をいただいて

2014年06月14日

 へこりと at 16:45 | Comments(0)
水無月 四

母から電話がかかってきた。
荷物を取りに来いというから出向いたら、
額に入った絵を渡された。
先日、呉服屋の展示会に行ったときに、売っていたという。
月・水とふくろうと題された作品は、
石盤に、白いふくろうと細い月が描かれていた。
なんでまたこんなものをと尋ねたら、
ふくろうは幸せを運んでくる鳥という。
おまえには幸せになってもらいたいからねえと、
しみじみと申されるのだった。
すまん、充分幸せなんだがと思ったものの、
しくじりつづきの人生で、ずいぶん心配をかけてきた。
八十歳をすぎた親に、
いまだ気遣いさせるのは申しわけないことだった。
礼をいって、持って帰って茶の間にかけた。
作者は百貫俊夫さんといい、金沢在住のかただった。
昭和十九年生まれで、御年七十歳をむかえる。
友禅染めの作家さんで、
石盤に絵を描くことも生業にしている。
経歴を調べたら、
日展、美術展、工芸展でたくさんの賞をいただいていた。
天皇陛下に作品をお披露目したり、
外国の大統領と対談したり、
薬師寺に作品を奉納したり、たいそうりっぱなかただった。
酔ってつぶれて、腹を出して大いびきでうたた寝をする。
そんな輩の部屋に飾るのは、
ずいぶんと不相応なことと身が縮こまる。
ふくろうは日本中の森にいるものの、
最近は木々の乱伐のせいで、絶滅のおそれもあるという。
夜行性の猛禽類で、昼は眠って夜に動く。
昼間あまり働かず、
陽の暮れるころから活発に動くのはまったく一緒と、
そこだけ妙に親しみが沸くのだった。

ふくろうの画をいただいて



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