金紋錦サミットへ
2014年04月29日
へこりと at 11:17 | Comments(0)
卯月 十一
二日酔いになっても、記憶をなくしても、落とし物をしても、
懲りずに日本酒を酌んでいる。
知り合いの酒屋さんとフリーの編集者のかたが、
金紋錦サミットをひらいた。
長野県の木島平村で、全国で唯一、
金紋錦という酒米を作っている。
栽培家と酒蔵さんの話を聞いて、酒を利くという催しなのだった。
金紋錦は、
かつては長野県の、あちこちのお蔵さんで使っていたという。
ところが、栽培がむずかしいこと、
造りが大変なことで,しだいに使われなくなった。
長いあいだ、金沢のお蔵の福光屋さんだけが、
木島平の農家さんと契約をして、使っているだけだったという。
ある年、飯山の田中酒造さんが、
余った米をまわしてもらい仕込んだら、
たいそう好い味に仕上がった。
熱心な酒屋さんのあと押しもあり、それからは、
地元の米で評判の好い酒を醸しているのだった。
栽培家のかたは、
好い米にするためには神経を使う。
それでもまだまだ質を上げていきたいという。
農家も高齢者が多いから、
あとを担う若いかたが増えてくれればという。
田中酒造さんに福光屋さん、米を手に入れる経緯から、
求める味わいについて語ってくださった。
新酒に熟成酒、磨いた米と磨かない米、冷やと燗、
それぞれ利いてみれば、どれも口あたり好く、
金紋錦のふところのふかさがうかがえた。
田中酒造さんのあと、
金紋錦を使うお蔵さんもすこしづつ増えている。
宴の席では、
黒帯、水尾、北光正宗、縁喜、北信流、御湖鶴に豊香、
つぎつぎと銘柄がテーブルを埋めていった。
ちいさな北の村で、絶やさず作られてきた米で、
好き酒を造る若いかたがたがいる。
ひととき、
その御苦労のひとかけらを見せていただいた。
酒好きの身は、
めぐまれた地にいることとあらためてわかるのだった。

二日酔いになっても、記憶をなくしても、落とし物をしても、
懲りずに日本酒を酌んでいる。
知り合いの酒屋さんとフリーの編集者のかたが、
金紋錦サミットをひらいた。
長野県の木島平村で、全国で唯一、
金紋錦という酒米を作っている。
栽培家と酒蔵さんの話を聞いて、酒を利くという催しなのだった。
金紋錦は、
かつては長野県の、あちこちのお蔵さんで使っていたという。
ところが、栽培がむずかしいこと、
造りが大変なことで,しだいに使われなくなった。
長いあいだ、金沢のお蔵の福光屋さんだけが、
木島平の農家さんと契約をして、使っているだけだったという。
ある年、飯山の田中酒造さんが、
余った米をまわしてもらい仕込んだら、
たいそう好い味に仕上がった。
熱心な酒屋さんのあと押しもあり、それからは、
地元の米で評判の好い酒を醸しているのだった。
栽培家のかたは、
好い米にするためには神経を使う。
それでもまだまだ質を上げていきたいという。
農家も高齢者が多いから、
あとを担う若いかたが増えてくれればという。
田中酒造さんに福光屋さん、米を手に入れる経緯から、
求める味わいについて語ってくださった。
新酒に熟成酒、磨いた米と磨かない米、冷やと燗、
それぞれ利いてみれば、どれも口あたり好く、
金紋錦のふところのふかさがうかがえた。
田中酒造さんのあと、
金紋錦を使うお蔵さんもすこしづつ増えている。
宴の席では、
黒帯、水尾、北光正宗、縁喜、北信流、御湖鶴に豊香、
つぎつぎと銘柄がテーブルを埋めていった。
ちいさな北の村で、絶やさず作られてきた米で、
好き酒を造る若いかたがたがいる。
ひととき、
その御苦労のひとかけらを見せていただいた。
酒好きの身は、
めぐまれた地にいることとあらためてわかるのだった。