文は人なり
2014年04月05日
へこりと at 10:28 | Comments(0)
卯月 二
ひさしぶりに映画を観た。
神様のカルテ2は、前作同様、
信州は松本の病院が舞台の物語だった。
四季おりおり、松本の風景をおりまぜながら
過酷な仕事と、
家族とのかかわりについて問いかけながら、
物語はすすんでゆく。
櫻井翔に宮崎あおい、主役のふたりに、
このたびから藤原竜也が加わった。
看護師役の、池脇千鶴のちょっと勝気な顔つきは、
男ごころをそそられる。
榎本明に市毛良枝、ベテランのふたりが、
しみじみと、好い深みを出していた。
帰り道のおでん屋で、あと味の余韻に浸りながら、
日本酒を酌んだ。
原作者の夏川草介さんは、
先月まで、信濃毎日新聞に随筆を書いていた。
日々の暮らしの中での思いを、
古風ながらも読みやすく書かれており、
毎回楽しませていただいた。
随筆の最終回では、文は人なりと述べている。
このごろの書物に目を通せば、
派手で過激的な言葉が視界を埋めて、
品のない夜のネオン街のようだといい、
たしかにと思いあたる。
朝、新聞を開くと、
その日発売の、週刊誌の広告が載っている。
芸能人や有名人をそしる見出しは、
見ただけで、読む気が失せてうんざりする。
書き手の人間性は、文体になって現れるといい、
品のある文章は、読み手の気品を育てるとつづく。
このかたの作品の読後感が爽やかなのは、
つねづね、
文は人なりを自覚しているせいと合点がいった。
四月上旬、城山公園の梅が咲いた。
氏神さんの桜の木は、残雪の菅平を背景に、
いまにも咲かんと蕾もおおきくなっている。
路地にはうぐいすの声がひびき、
耳かたむけながら、ゆっくりとすごしている。
この町にも春がきました。
丁寧に言葉を連ねて、
遠くの友だちに手紙を書いてみたくなる。

ひさしぶりに映画を観た。
神様のカルテ2は、前作同様、
信州は松本の病院が舞台の物語だった。
四季おりおり、松本の風景をおりまぜながら
過酷な仕事と、
家族とのかかわりについて問いかけながら、
物語はすすんでゆく。
櫻井翔に宮崎あおい、主役のふたりに、
このたびから藤原竜也が加わった。
看護師役の、池脇千鶴のちょっと勝気な顔つきは、
男ごころをそそられる。
榎本明に市毛良枝、ベテランのふたりが、
しみじみと、好い深みを出していた。
帰り道のおでん屋で、あと味の余韻に浸りながら、
日本酒を酌んだ。
原作者の夏川草介さんは、
先月まで、信濃毎日新聞に随筆を書いていた。
日々の暮らしの中での思いを、
古風ながらも読みやすく書かれており、
毎回楽しませていただいた。
随筆の最終回では、文は人なりと述べている。
このごろの書物に目を通せば、
派手で過激的な言葉が視界を埋めて、
品のない夜のネオン街のようだといい、
たしかにと思いあたる。
朝、新聞を開くと、
その日発売の、週刊誌の広告が載っている。
芸能人や有名人をそしる見出しは、
見ただけで、読む気が失せてうんざりする。
書き手の人間性は、文体になって現れるといい、
品のある文章は、読み手の気品を育てるとつづく。
このかたの作品の読後感が爽やかなのは、
つねづね、
文は人なりを自覚しているせいと合点がいった。
四月上旬、城山公園の梅が咲いた。
氏神さんの桜の木は、残雪の菅平を背景に、
いまにも咲かんと蕾もおおきくなっている。
路地にはうぐいすの声がひびき、
耳かたむけながら、ゆっくりとすごしている。
この町にも春がきました。
丁寧に言葉を連ねて、
遠くの友だちに手紙を書いてみたくなる。
