顔が見える付き合いで
2013年11月14日
へこりと at 08:53 | Comments(0)
霜月 四
このところ、食品の偽装問題が、
連日、新聞やニュースで話題になっている。
ホテルやデパートで使われている食材が、
高価なメニューと異なった、
安いものだったという。
ホテルの厨房で働く知り合いがいる。
大丈夫かなと気にしていたら、
新聞に、疑いなしと載っていてほっとした。
食事がてら足を運んでお会いしたら、
大きな声じゃ言えないんだけど、
うちのホテル、あまり食材にこだわりがないから、
偽装の仕様がないと苦笑いでいう。
今しがたいただいた、
ランチの蕎麦と寿司のセットを思い出し、
たしかにと合点がいってしまった。
友だちと、馴染みのきらくさんへ飲みにでかけた。
乾杯してほどなく、テレビのニュースに耳がいく。
灘の大手の酒蔵が、
表示と異なる原料で酒を造っていたという。
純米酒にアルコールを混ぜたり、
使ってはいけない米で、
高い値段の酒を造って売っていた。
その銘柄は、まちがっても、
すすんで口にすることはないものの、
日ごろ日本酒を愛でる身は、
ニュースを聞いて、かなしい気分になってしまう。
愛飲している、
宮城の伯楽星の蔵元を訪ねたときに、
聞いた話を思い出す。
その時期に仕込んだ、純米酒のタンクの一本が、
純米酒として出すには引っ掛かりが感じられた。
本醸造のラベルを貼って、格を下げて出したという。
売り上げを減らしても、
蔵のレベルを下げない姿勢と、印象にのこった。
信州新町の蔵元の尾澤さんは、
今年いくつか、
規格にはずれた米を使った商品を発売した。
半分以上、米を削ってていねいに仕込み、
センスの好いラベルを貼って、
出された味を利いてみたら、
どれもまことに旨いあじわいだった。
おなじ規格外の米を使うにしても、
愛しむ気持ちと向きあう姿勢が真摯だったと
あらためてわかる
馴染みの店に行けば、
いつも好い味の料理でもてなしてくれる。
たとえば、どこでも手に入る野菜の煮物でも、
ほんとに好いなあと、食べるたびに思う。
旨い酒と肴のひとときを、
安心してほっと過ごせるのは、
日本酒にしても料理にしても、
手をかけるかたがたの、
柄が見えるからと思う。
最後はひと対ひとだなと行き着いて、
縁にめぐまれていると思い当たるのだった。

このところ、食品の偽装問題が、
連日、新聞やニュースで話題になっている。
ホテルやデパートで使われている食材が、
高価なメニューと異なった、
安いものだったという。
ホテルの厨房で働く知り合いがいる。
大丈夫かなと気にしていたら、
新聞に、疑いなしと載っていてほっとした。
食事がてら足を運んでお会いしたら、
大きな声じゃ言えないんだけど、
うちのホテル、あまり食材にこだわりがないから、
偽装の仕様がないと苦笑いでいう。
今しがたいただいた、
ランチの蕎麦と寿司のセットを思い出し、
たしかにと合点がいってしまった。
友だちと、馴染みのきらくさんへ飲みにでかけた。
乾杯してほどなく、テレビのニュースに耳がいく。
灘の大手の酒蔵が、
表示と異なる原料で酒を造っていたという。
純米酒にアルコールを混ぜたり、
使ってはいけない米で、
高い値段の酒を造って売っていた。
その銘柄は、まちがっても、
すすんで口にすることはないものの、
日ごろ日本酒を愛でる身は、
ニュースを聞いて、かなしい気分になってしまう。
愛飲している、
宮城の伯楽星の蔵元を訪ねたときに、
聞いた話を思い出す。
その時期に仕込んだ、純米酒のタンクの一本が、
純米酒として出すには引っ掛かりが感じられた。
本醸造のラベルを貼って、格を下げて出したという。
売り上げを減らしても、
蔵のレベルを下げない姿勢と、印象にのこった。
信州新町の蔵元の尾澤さんは、
今年いくつか、
規格にはずれた米を使った商品を発売した。
半分以上、米を削ってていねいに仕込み、
センスの好いラベルを貼って、
出された味を利いてみたら、
どれもまことに旨いあじわいだった。
おなじ規格外の米を使うにしても、
愛しむ気持ちと向きあう姿勢が真摯だったと
あらためてわかる
馴染みの店に行けば、
いつも好い味の料理でもてなしてくれる。
たとえば、どこでも手に入る野菜の煮物でも、
ほんとに好いなあと、食べるたびに思う。
旨い酒と肴のひとときを、
安心してほっと過ごせるのは、
日本酒にしても料理にしても、
手をかけるかたがたの、
柄が見えるからと思う。
最後はひと対ひとだなと行き着いて、
縁にめぐまれていると思い当たるのだった。
