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秋の夜長に

2013年10月06日

 へこりと at 15:23 | Comments(0)
神無月 二

味覚の秋になり、酒も肴もますます旨い。
休日の朝、近所の喫茶店に出かけたら、
よかったら召し上がれと、
ママさんが松茸をくれた。
今年の初物に感謝して、晩酌が楽しみになる。
秋の夜長を、ゆっくりひとりで酌むも好し、
馴染みのかたと酌むも好し。
このごろご無沙汰つづきのかたもいて、
そろそろ、宴の席をもうけたいと気になっている。
久しぶりのかたと酌み交わした。
二歳の男の子のお母さんで、
子供を産む前は、
しばしば一緒に夜の町を徘徊していた。
子育て第一の生活になり、毎日がいそがしい。
月にいちど、旦那さんに子供を預けて、
飲みに出るのが楽しみになっている。
そんなときに、きまって声をかけてくれるのは、
おたがいの立場が変わっても、
縁を変えないこととありがたい。
ひ魯ひ魯さんのカウンターで、上等な刺身で、
伯楽星と澤屋まつもとを酌みあった。
次の日、これまたひさしぶりの友だちと会う。
付き合いのいちばん長い友だちで、
知り合ってから、かれこれ四十年になる。
そもそも、これほど日本酒におぼれる身に
なったのも、この友だちが、
仕事で出かけた宮城の地酒を買ってきたのが
きっかけだった。
日本酒、
こんなに美味しいものなのですねと開眼してから、
あまたの銘柄を酌み交わしてきた。
この日はべじた坊さんのカウンターで、
野菜と魚の南蛮揚げとパスタとしらすおろしで、
十四代と貴と十九に米川、田光を酌みあった。
ひと様との縁のありがたさが、
一年一年身に染みる歳になっている。
ひとりで杯を傾けていても、
たいていだれかのことを思い出している。
好い付き合いのご縁に恵まれたこと、
いちばんの酒飲み冥利なことと思うのだった。

秋の夜長に



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