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男の子の扱いに

2013年06月01日

 へこりと at 16:25 | Comments(0)
水無月 一

ときどき絵を描いている。
子供のころからのことで、
よく広告のうらにまんがを描いては
楽しんでいた。
訪ねてきたかたが
仕事場に飾ってある絵を眺め、
うちの子に絵を教えてくれませんかという。
子供三人のお母さんをしているかただった。
中学二年生になる息子は、美術部に
入っているという。
ところがおそろしく絵が下手で、
上手に描きたいと思っても、その術が
わからない。
先日もりんごの写生をしようとして手が動かず、
二時間、りんごの前で座ったままだったという。
しまいには、こちらに八つ当たりをしてくる
始末で、
怒ったり泣いたりわめいたり、
扱いが面倒でとこぼすのだった。
中学生のころを振りかえれば、
たしかになあと思いあたる。
すね毛が濃い、テストの結果がわるかった、
部活で活躍できない。
些細なことが日々の大問題になっていた。
世話をやく親の言うことにもいちいち反抗していた、
そんな年頃だったと思い出す。
絵は、描く人の個性が出ればそれでよい。
そんな台詞も今だから言える。
まわりに良いところを見せたいと
プライドがうずきだす、思春期真っ盛りの
子供には、
絵が思うように描けないことも、胸いっぱいの
苦しみごとなのだった。
朝夕、仕事場の前の路地を
お母さんといっしょに歩いてゆく男の子がいる。
保育園の行き帰り、
お母さんと楽しそうに話をして行く姿を眺めれば、
お母さんのこと大好きなんだねと伝わってきて
ほほえましい。
ちいさいときはかわいいのにねえといえば、
ほんとにねえとため息がかえってくるのだった。
おなじように男の子のお父さんをしていた
ときがある。
五歳のときに離婚して、
はるばる十六年ぶりに再会をしたら、
ひげをはやして体が横におおきくなって、
昔のかわいい面影はどこにいったのだと
おもわず口に出そうになった。
お父さんの男ぶりの良さを分けてあげられず
息子には申しわけのないことをした。

男の子の扱いに





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