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ワインになる日を

2013年05月21日

 へこりと at 16:52 | Comments(0)
皐月 十

晩酌でときどきワインを酌んでいる。
まだ酒の味に慣れぬころ、
飲食店を営むいとこの店で飲ませてもらったのが
美味しいと思った始めだった。
ワインに詳しい酒屋さんと知り合いになり、
御主人の開くワインセミナーに
参加したこともあった。
ひととおり知識を教えていただいて、
手のだせぬ、高価な銘柄も試飲させて
もらったのに、
今では学んだこともすっかり忘れてしまい
なさけない。
天気のよい休日、坂城町へ出かけた。
この町でワイン用のぶどう栽培を始めた
友だちがいるのだった。
ここ近年、
信州の東から北へ流れる千曲川沿いに、
ちいさなワイナリーが増えている。
飲む機会にめぐまれて利いてみれば、
それぞれに美味しく、
信州のワイン、好いですなあの気分になる。
近隣の地域に倣い坂城町も、
醸造用ぶどうを作ることに相成った。
もともと巨峰で有名な町だった。
この間飲んだ巨峰のワインは、
さわやかな甘味と酸味が好かった。
待ち合わせをして連れて行ってもらえば、
道すがら、なだらかな斜面にぶどう畑が広がって、
いっぱいの陽を浴びている。
ワイン用のブドウ畑はふたつあり、
それぞれに、赤ワイン用と白ワイン用の品種の
苗木が植えられていた。
この春の冷え込みは、土に携わるかたがたに
ずいぶんの痛手を与えたと聞いた。
自然相手の生業は、
予期せぬ出来事に左右されることがある。
子供のようなちいさな苗木が無事育ちますように。
願わずにはいられない。
ぶどう畑から眺めれば、緑のむこう、
はるかかなたの山並みに青い空が広がっている。
田んぼには水が入り、夏になる気配をうかがわせる。
おだやかな好いところと、
一日のんびりワインを飲んでいたくなる土地だった。
苗木が育ちワインになるまでに五年かかるという。
その前に飲みすぎて昇天せぬように
よくよく気をつけなくてはいけないのだった。

ワインになる日を



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