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酒器愛でて

2013年05月09日

 へこりと at 14:34 | Comments(0)
皐月 五

散歩をしていたら、
古民家のギャラリーの窓越しに
朝比奈克文さんの器がならんでいた。
このかたの、子供用のちいさな飯茶碗を
買ったことがある。
盃がわりに酒を注いだり、小鉢のかわりに
豆やつけ物を盛って使っている。
酒をたしなむようになってから、
ときどき酒器をもとめている。
いちばん買うのは、黒姫山のふもとに暮らす
山中恵介さんの作品で、
毎年夏のはじめに本屋のギャラリーでひらく
作品展に出向いては、一個買わせてもらう。
簡素な白地に青の絵柄のそば猪口や盃は、
つくられるかたのおだやかな柄が現れている。
すっかりほまれ高き酔っ払いと知られているから、
ときどき頂きものをする。
北海道へ旅行に出かけた友だちは、
富良野のガラス工房の盃を土産にくれた。
とおく北の大地から、
ヨッパの姿を思い出してくれるのは
ありがたいことだった。
飲み仲間のかたから薄はりのグラスを
頂いたこともある。
繊細な口あたりに杯をかさねすぎたときは
酔って洗って割らぬよう、
気をつけなくてはいけない。
長いあいだ生き別れになっていた娘には
片口と盃のセットを頂いた。
わかれたときはまだ二歳。
父の記憶もないはずなのに
酒器の贈りものと気がきいたのは、
わかれた連れ合いから、
それはそれはあなたのおとうさんは
ひどい酒飲みだったと
さんざん聞かされていたおかげと
容易に見当がついた。
ずいぶんふかい縁のかたに
ウイスキー用にと頂いたアンティークの
ショットグラスは、
日本酒を酌むのにもちょうど好く
たびたび使っている。
この誕生日には桜の柄のガラスの
盃も頂いて、
山桜の里で、一ノ蔵の純米を酌み交わした。
毎年五月の連休に、
岐阜の陶器市に出かける友だちがいる。
そのたびひとつ土産に買ってきてくれて、
今年はすこし大ぶりの黒いぐい飲みを
買ってきてくれた。
手になじむ持ち心地が好く、
さっそく真澄の純米吟醸を酌んだ。
新緑になごみながら、好みの器でほとほと酔う。
そんな季節になっているのだった。

酒器愛でて






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