花粉症雑感
2013年03月14日
へこりと at 12:46 | Comments(0)
弥生 七
春になると熊木杏里が聴きたくなる。
すこしかわいた歌声は、春の気配に合っている。
やわらかくて、ときおり芯のつよさを感じさせる表情に、
飲み仲間の女の子に、
似た空気をまとっているかたがいたと思い出した。
あさっての日本酒の会は、伯楽星の純米吟醸を
利いていただきたい。
春の酒を酌めるようになったのは好いものの、
毎年の困りごとが、いつもよりいきおいがいい。
花粉が目と鼻にきて、毎日顔をぐずぐずにしているのだった。
三月から五月のはじめまで、アイボンと鼻炎の薬が欠かせない。
以前、テレビでCMをやっていた薬を飲んでいた。
眠気のつよくなるのが困りもので、
いちど仕事の最中に、負けて一瞬意識の落ちたことがあった。
鋏を使って人さまに向かうなりわいだから、
あぶなかったと背中に汗が流れた。
それからは、近所の薬屋の若旦那に相談して、
好く効いて眠くならないやつを教えてもらい重宝している。
体調のよいわるいに関わらず、毎日飲んでいる薬もある。
胃腸のために百草丸。肝臓のためにハウスのウコン。
肝臓のためにシジミのカプセル。栄養不足のためにミドリムシ。
そういうものに頼るより、
酒の量を減らしたほうがよほど体のためになると、
話すたびに言われるのも毎度のことで、
じゅうじゅうわかっているものの、すっかり意志の弱い柄は
それができずに苦労しているのだった。
この春いちばんの暖かい日、夕方から厚い雲が立ち込めて、
ぽつぽつ当たってきた。
仕事のあとの、町をひと走りをあきらめて、
早々に風呂に入って晩酌にする。
となりの湯本さんからいただいた天ぷらを肴に酌んでいれば、
すっかり本降りになっても、
これからはひと雨ごとに暖かくなるから
窓打つ雨足にもゆっくり杯をかたむけられる。
花粉症の薬が効いていると、酔いのまわるのがずんずん早い。
すとんとうたた寝に落ちてしまったのだった。
春隣も過ぎ

春になると熊木杏里が聴きたくなる。
すこしかわいた歌声は、春の気配に合っている。
やわらかくて、ときおり芯のつよさを感じさせる表情に、
飲み仲間の女の子に、
似た空気をまとっているかたがいたと思い出した。
あさっての日本酒の会は、伯楽星の純米吟醸を
利いていただきたい。
春の酒を酌めるようになったのは好いものの、
毎年の困りごとが、いつもよりいきおいがいい。
花粉が目と鼻にきて、毎日顔をぐずぐずにしているのだった。
三月から五月のはじめまで、アイボンと鼻炎の薬が欠かせない。
以前、テレビでCMをやっていた薬を飲んでいた。
眠気のつよくなるのが困りもので、
いちど仕事の最中に、負けて一瞬意識の落ちたことがあった。
鋏を使って人さまに向かうなりわいだから、
あぶなかったと背中に汗が流れた。
それからは、近所の薬屋の若旦那に相談して、
好く効いて眠くならないやつを教えてもらい重宝している。
体調のよいわるいに関わらず、毎日飲んでいる薬もある。
胃腸のために百草丸。肝臓のためにハウスのウコン。
肝臓のためにシジミのカプセル。栄養不足のためにミドリムシ。
そういうものに頼るより、
酒の量を減らしたほうがよほど体のためになると、
話すたびに言われるのも毎度のことで、
じゅうじゅうわかっているものの、すっかり意志の弱い柄は
それができずに苦労しているのだった。
この春いちばんの暖かい日、夕方から厚い雲が立ち込めて、
ぽつぽつ当たってきた。
仕事のあとの、町をひと走りをあきらめて、
早々に風呂に入って晩酌にする。
となりの湯本さんからいただいた天ぷらを肴に酌んでいれば、
すっかり本降りになっても、
これからはひと雨ごとに暖かくなるから
窓打つ雨足にもゆっくり杯をかたむけられる。
花粉症の薬が効いていると、酔いのまわるのがずんずん早い。
すとんとうたた寝に落ちてしまったのだった。
春隣も過ぎ
