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尾澤酒造場・十九

2015年09月13日

 へこりと at 16:02 | Comments(0)
長月 6

毎日日本酒を酌んでいる。
夕方から夜、秋めいて涼しくなり、虫の声を聞きながら、
燗酒を酌む時期になっている。
愛飲している銘柄のひとつに、
信州新町の尾澤酒造場さんの、十九がある。
十年あまり前、
杜氏に就いたお嫁さんが立ちあげた銘柄で、
造りがまだ一人前じゃないこと、
国道19号線沿いに、お蔵が在ることから名付けた。
はじめの頃の味わいは、アルコールが高く、酸もつよく、
味が多かった。
飲み屋で一杯二杯酌むには好いものの、
晩酌で毎日酌むのは疲れると、個人的に感じていた。
ここ近年、酸と旨みの案配が好い、きれいな味になり、
杯をかさねても飲み飽きしない。
杜氏の人柄がやさしくなったのか、含む思いがあったのか、
まわりの酒徒の間でも、評判が高いのだった。
通年商品のほかに、季節に合わせた商品を出していて、
桜に入道雲に飛行機雲、イチョウにもみじに雪だるまと、
そのつど、しゃれたエチケットが瓶を飾る。
デザイナーのようなセンスの良さも、
杜氏の持ち味になっている。
この夏、社長を務める旦那さんが病気になった。
ちいさなお蔵は、すくない人数で造りから雑用まで、
すべてをこなさなくてはいけない。
いそがしい中、杜氏に蔵人の心身に、
さらに負担がかかることになり心配をした。
飲み仲間の間から、せめて、飲んで応援しようと話が出て、
十九を飲みまくる会を開いてくれたのだった。
当日、飲み仲間のかたのお宅におじゃまして、
つぎつぎと味を利いてみる。
蔵人の加藤さんも来てくれて、
それぞれの酒の説明や、造りの話を聞きながら、
湯豆腐と、信州新町のでかい厚揚げと、
持ち寄ったつまみを突っつきながら酌みあった。
最近出た新商品はAnatroccoloといい、
読めない単語は、イタリア語でアヒルの子の意味だという。
かわいいアヒルのラベルがあしらわれて、
上を向いて、一歩前を踏み出してくれる感じという。
ほんとに一歩ずつ前へと頑張って。
みんなで応援しております。

尾澤酒造場・十九




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