伊那から

へこりと

2011年10月19日 10:20

神無月 八

伊那から友だちが訪ねてきた。
長野に住んでいる共通の友だちにも声をかけて
べじた坊さんで一献酌み交わす。
以前、長野の別のネットワークで日記を書いていた。
そのつながりで知り合った人たちなのだった。
そちらのネットワークはすっかり縁が切れたものの、
知り合って、こうして今でも会える人が何人かいる。
べじた坊の常連さんだという、長野の友だちの義弟さんも交えて
四人できのこ鍋を囲みながら日本酒の味を楽しんだ。
友だちは、このごろ痔の手術をしたという。
痛みが引くまで、好きなロードレーサーに
乗れなかったのがつらかった。
おまけに先日初めて通風になったという。
足先の痛みが半端じゃなく、歩くのがつらいと
痛々しそうに話す。
鍋島にしらぎく、山和に而今に十九に豊賀、
旨い酒をそれぞれ楽しんで鍋を突っつく。
手の空いたべじた坊の石垣さんも交え、
日本酒や商売の話に花が咲く。
せっかくだからみんなで味を利いてみようと、
手土産の中川村の今錦の栓を抜いた。
ほど良い幅の旨みがすっっと切れて、この酒はいつ飲んでも旨い。
ロードレーサーを飛ばして中川村へ行くと
穏やかな風景に気持ちが癒されると友だちがいう。
その風景そのままの味だと、なかなか粋なことをいう。
石垣さんから頂いた、その日詰めたままの積善の栓も抜いて
個々の味を利いた。
友だちは趣味で蕎麦を打っている。
出汁の効いた濃い目の汁と、細打ちの蕎麦の味はかなり旨い。
会うたびに早く蕎麦屋を開けと催促をしている。
酒は今錦があればよい。
次の日、楽しかったとメールが来た。
一年に数回。そんな縁でも、会えば楽しく旨い酒が酌める。
新蕎麦の時期になった。
打ったら送ってくれとねだってみる。