あったか味噌汁

へこりと

2011年01月10日 10:03

睦月 五

定期購読している、料理の雑誌のダンチュウの、
真っ赤な表紙の二月号のタイトルは、
人生が変わる味噌汁とあり、
味噌汁がずいぶんといさましい。
毎朝、朝食代わりに味噌汁を一杯飲んでいる。
昨年の暮れに、なじみのおでん屋の女将さんと、
近所の小林さんの奥さんに大根をたくさん頂いた。
ひとりで使う量などたかが知れているから、
なかなか終わらずに
年が明けても、大根の味噌汁ばかり飲んでいる。
朝起きて顔を洗う。神棚の水を換え、手を合わせ、
仕事場と玄関前の掃除をしたら、
仕事場の祖母の写真に手を合わせる。
氏神さんの神社にお参りをして戻り、
細切りにした大根と水を鍋に入れ火をかける。
味噌を溶いて、七味唐辛子をたっぷりふって出来上がり。
冷え込んだ朝、体もあたたまり、
寝ぼけた頭もようやく覚めてくる。
味噌汁飲んで、朝の出だしをゆっくりと。
それだけで一日に向かう気持ちに
ゆとりが出来るからありがたい。
ダンチュウをめくれば、なめこ、蟹、大根と油揚げ、
落とし玉子、しじみにあさり、いろんな具の味噌汁が載っていて
味噌汁を肴に一杯やりたくなってくる。
飲み屋の〆におにぎりを頼んだときにについてくる、
しっかりと出汁のきいた味噌汁が美味しい。
二日酔いのときに飲むと、少し気分が楽になる。
実家の父は八十歳になった今も、
毎日四合、五合の酒を飲んでいるのに、健康そのもので、
そういえば、晩酌の後、きまってご飯二膳に味噌汁二杯、
朝ごはんの時もかならず二杯飲んでいるから、
それが健康の秘訣なのかと思い出あたる。
酒好きはたいてい汁ものが好きで、
仕事人の梅安さんに、ねぎま汁の味がひと味ちがう。
ははあ、ごま油を垂らしなすったね。という場面があったと
思い出した。
明日の朝はまねしてみたい。