初 新年会

へこりと

2011年01月06日 15:28

睦月 二

馴染みの焼き鳥屋のはな緒さんが一周年を迎えた。
年明けの四日、新年会をやりましょうと
近所の薬屋の若旦那と足を運んだ。
仕事始めの日で、店に入れば仕事帰りのおじさんたちが
すでににぎにぎしく一杯やっている。
新年と、一周年おめでとうの挨拶をして
カウンターに腰をおろした。
ビールで乾杯をすれば、次々と常連さんが入ってきて、
おめでとう、今年もよろしくと
お母さんとまりちゃんに挨拶をしてゆく。
年明け早々のいそがしさに、
お母さんは小鉢物を誂えたり、空いた器を洗いのけしたり、
まりちゃんは、串を焼いたり、燗酒やビールを運んだり、
親子でそっくりの丸い体がフル活動している。
あちこち串の注文が入るから、
煙をあおぐ団扇の威勢も増してくる
ねぎまとつくねとトマト巻き、豚バラをつまみながら
芋のお湯割りの杯をかさねる。
酌みながら、家族のことや人の絡みの話をすれば、
心配事のひとつふたつ、いくつになっても抱えているもので、
それでも美味しいものを食べ、旨い酒を酌み、
ぜいたくを言えば、懐あたたかくなれる女性がそばにいれば
幸せなんじゃないかとうなずいた。
お腹いっぱいになり、良い加減で酔って店を出た。
みなみかぜ、行きましょうとの明るいお誘い受けて
若旦那行きつけのスナックへはしご酒となる。。
南風はきれいなママさんがひとりでやっている店で、
スナックなどというところへ来たのは、
ずいぶん久しぶりのことだった。
ビールを頼んだら、めずらしい、
キリンのハートランドの緑の瓶が出てきて
このビールを飲むのも久しぶりのことだった。
久しぶりついでにカラオケなんぞをやってしまい、
熊木杏里を歌ってしまった。