梅雨の被害に

へこりと

2021年07月17日 13:09

文月 7

土曜日の昼どき、
窓越しに、町の区長の姿が見えた。
しばらくすると、
町の顧問をしている市会議員もやって来て、
なにやら話をしている。
気になって外へ出てみたら、
石垣が崩れちゃったんだよと言うのだった。
すぐそばを流れる湯福川を覗いてみたら、
川の左側の石垣が崩れていた。
連日の雨降りで地盤がゆるんだのか、
2年前に川のわきに建てられた、
マンションの工事の影響なのか、
崩れた石垣の上には、
はす向かいのお宅の敷地があるから、心配なことだった。
区長がすぐに復旧の手配をして、
その日のうちに、市の河川課の人たちが、
様子を見に来てくれた。
今年の梅雨どきも、
全国のあちこちで雨の被害がつづいた。
大きな土砂災害のあった熱海市では、
いまだ行方不明者の捜索がつづいている。
災害が起こると避難警報が出る。
その警報が災害の大きさによって、
レベル1からレベル5まで分かれている。
常々、なんで細かく分けるんだろうと
怪訝に思っているのだった。
レベル3だからまだ大丈夫と思っていたら、
予想を超えた勢いにやられたなどという話を、
災害があるたびに耳にする。
避難警報を細かく区分するからややこしいので、
山や川の様子がいつもと違ったら、
地域の全員を、
とにかくさっさと避難させちゃえと思うのだった。
避難させたあと、
何ごとも起こらずに空振りに終わったとしても、
犠牲者が出るよりよほどましではないか。
御嶽山が噴火したときも、
すこし前から山の様子に異変があったという。
それでも入山規制をしなかったら、
予想外の噴火が起きて、
たくさんの犠牲者がでてしまった。
あの折り、登山者のことを考えると、
なかなか容易に入山規制はできないと、
専門家のかたが言っていた。
見渡すまでもなく、山は御嶽山だけではない。
いつもと様子が違ったら、
すみやかに、登山禁止にすればよかったのにと、
今でも思う。
想像をはるかに超えた災害が、
どこで起きてもおかしくないのが当たり前。
我が身は我が身で守るしかないなあ。
しみじみ思ってしまうことだった。